法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

localstudy

楠田悦子(編著)「「移動貧困社会」からの脱却」

楠田悦子(編著)「「移動貧困社会」からの脱却」を読みました。 執筆者は、高齢者事故からモビリティを考える会のメンバー5名だそうです。 (1)背景 現代社会は、公共交通機関や自動車などの高速移動手段の存在を前提として発展してきました。大都市圏では…

青木亮(編著)「地方公共交通の維持と活性化」

青木亮(編著)「地方公共交通の維持と活性化」を読みました。 地域の公共交通の事例が、学者さんの視点でまとめられた本です。私にはちょっと難しかったです。そのため、深く読み込むことはできず、斜め読みのようにサッと読んでしまいました。 この本を読ん…

藤山浩(著)『「地域人口ビジョン」をつくる』

藤山浩(著)『「地域人口ビジョン」をつくる』を読みました。 2014年(平成26年)、自治体の消滅可能性が話題となりました。日本創成会議の推計によると、2040年には約半数の市区町村が消滅可能性都市に該当するようになるとのことで、当時は大変な反響を呼び…

多田朋孔(著)「奇跡の集落 - 廃村寸前「限界集落」からの再生」

多田朋孔(著)「奇跡の集落」を読みました。 前半は、新潟県十日町市の飛渡(とびたり)地区の山里「池谷集落」の再生の記録です。池谷集落には、1960年(昭和35年)には37世帯211名が住んでいたそうです。しかし次第に人口が減り、2004年10月23日の中越地震…

松永安光(編)「世界の地方創生 - 辺境のスタートアップたち」

松永安光(編)「世界の地方創生 - 辺境のスタートアップたち」を読みました。ヨーロッパおよび台湾の『辺境』における起業事例が紹介されていました。 取り上げられていたのは、アルプスの木造建築、イタリアのアルベルゴ・ディフーゾ、ピレネー南麓のガスト…

田中輝美(著)「関係人口をつくる」

田中輝美(著)「関係人口をつくる」を読みました。 「関係人口」とは、その地域に住む「定住人口」でもなく、短期的に訪れる「交流人口」でもない、地域に多様に関わる人々=仲間のことだそうです(p.26)。 この本では「関係人口」を増やす取り組みの具体例…

備忘録:割烹旅館「ますがた荘」(新潟県新発田市)

新潟県新発田市の小さな旅館「ますがた荘」は、ビジネス書などで成功事例として有名な旅館だそうです。なんと三代目・若旦那の踏ん張りで、倒産寸前の地方旅館から、予約が取れない人気旅館に変貌してしまったのだそうです。 成功の秘訣は、客層や季節に応じ…

公共R不動産(編)「公共R不動産のプロジェクトスタディ - 公民連携のしくみとデザイン」

公共R不動産(編)「公共R不動産のプロジェクトスタディ - 公民連携のしくみとデザイン」を読みました。いま公共空間の再編成が進んでいるそうです。その背景には、下記の三つの変革があるそうです。 公共空間の利用方法に対する考え方が柔軟になってきた。 公…

馬場正尊(著)「RePUBLIC 公共空間のリノベーション」

馬場正尊(著)「RePUBLIC 公共空間のリノベーション」を読みました。 現代社会における公共空間のあり方は、これまでの長い長い経緯の上に組み立てられているものと思います。しかしそれは必ずしも万人にとって使いやすいあり方ではありません。場合によって…

馬場正尊(編著)「エリアリノベーション - 変化の構造とローカライズ」

馬場正尊(編著)「エリアリノベーション - 変化の構造とローカライズ」を読みました。大資本のように広い空き地に大きなモールを作るのではなく、個人経営店や小資本店が特定地域内の空き物件に五月雨的に入居することでまち全体を変えていく。トップダウンで…

指出一正(著)「ぼくらは地方で幸せを見つける - ソトコト流ローカル再生論」

指出一正(著)「ぼくらは地方で幸せを見つける - ソトコト流ローカル再生論」を読みました。 著者は月刊『ソトコト』編集長です。月刊『ソトコト』は2012年5月号から「ソーシャル&エコ・マガジン」をサブタイトルとするようになったそうです。そして地域でソ…

秘境と観光

秘境と呼ばれるところは、観光地として高いポテンシャルを持っているところが多いのではないかと思います。ですから秘境の交通事情を改善して、よりたくさんのお客さんを呼び込みたいという観光業者や地元住民の気持ちはなんとなくわかります。 その一方で、…

馬場正尊(他編著)「CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編」

馬場正尊(他編著)「CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編」を読みました。 時代の移り変わりとともに産業構造が大きく変化して衰退を余儀なくされた地域の中には、時代の波を的確に読んで新たな生業や新たな暮らしを作り出すことに成功した地域があり…

アレックス・カー、清野由美(共著)「観光亡国論」

アレックス・カー、清野由美)(共著)「観光亡国論」を読みました。 一口に観光と言っても、観光地の住民から見ると様々な形態があるようです。それを大きく二つに分類すると… ひとつは大型観光バスなどを利用して大人数が一度にやってきて、30分なり1時間なり…

木下斉(著)「地方創生大全」

木下斉(著)「地方創生大全」を読みました。著者はまちづくり、特に公民連携で有名な方です。ネタの選び方、モノの使い方、ヒトのとらえ方、カネの流れの見方、組織の活かし方の5章に分けて、著者の体験・知見がわかりやすくまとめられています。 書名の通り…

神田誠司(著)「神山進化論:人口減少を可能性に変えるまちづくり」

神田誠司(著)「神山進化論:人口減少を可能性に変えるまちづくり」を読みました。徳島県神山町の地域創生の取り組みについてわかりやすくまとめられた本です。 この本は2016年(平成28年)10月〜12月の新聞連載記事(全52回)を下地として、追加取材をした上…

日本経済新聞社(編)「限界都市 あなたの街が蝕まれる」

日本経済新聞社(編)「限界都市 あなたの街が蝕まれる」を読みました。一見すると活気があるように見える都市部でも、実際には構造的な限界に達して苦しんでいるのではないか。そのような問題意識を持って取材・連載された記事を元に作られた本です。タワーマ…

旧小学校と神社

閉校となった田舎の小学校を訪ねてみると、敷地のすぐ隣に神社が建っていることがよくあります。閉園となった保育園でも同様に、敷地のすぐ隣に神社が建っていることがよくあります。 そのような例をいくつか見ているうちに、「ひょっとしたら鎮守の杜を切り…

街中のお寺の分布

街歩きをするとき、お寺の分布はチェック・ポイントのひとつです。 江戸時代から都市域だったところでは、お寺が建ち並んでいるところと、お寺がまったくないところに分かれていることがよくあります。想像するに、大火事後等の区画整理の際に、防火用に道を…

上田道明(編)「いまから始める地方自治」

上田道明(編)「いまから始める地方自治」を読みました。近年における地方自治の現状について下記の4部構成で紹介している本です。 第1部 暮らしよいまちをつくる担い手たち 第2部 変わる地域社会 第3部 地方自治のしくみ 第4部 地方自治のスケールとあり方 …

安達智則,山本由美(編)「学校が消える! 公共施設の縮小に立ち向かう」

安達智則,山本由美(編)「学校が消える! 公共施設の縮小に立ち向かう」を読みました。いま全国で公共施設の再編が進み、学校の統廃合が進んでいるそうです。その現状と背景がまとめられていました。 備忘録として以下に背景をまとめてみました。 公共施設の…

現代社会と三毒 - ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(著)「ローカル・フューチャー ”しあわせの経済”の時代が来た」

ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(著)「ローカル・フューチャー ”しあわせの経済”の時代が来た」(無料英語PDF版)を2ヶ月ぶりに読み直しました。著者はNPO「ローカル・フューチャー」の創設者・代表のヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんです。 この本では『グローバ…

峰竜太(著)「“喜平さ"がつくった奇跡の村」

峰竜太(著)「“喜平さ"がつくった奇跡の村」を読みました。 「奇跡の村」とも呼ばれる長野県下條村の元村長・伊藤喜平さんと下條村の物語です。伊藤喜平さんは村長を平成4年(1992年)〜平成28年(2016年)の6期24年間務められ、下條村を「奇跡の村」と呼ばれ…

ソトコト「地域×IT」特集

「ソトコト」2018年4月号は「地域×IT」特集でした。IT が各地でどのように利用されているのか興味があったので読んでみました。 田舎ではクルマは必須だとよく聞きますが、おそらくは IT も一定年代以下では必須と言っても良い存在になっているのではないか…

TORO (Traditional house Office / Rural area Office)

いまやパソコンやスマホやインターネットは老若男女を問わず普及し、交通網や物流網も全国津々浦々にいたるまであまねく整備されています。お蔭で遠く離れた人たちどうしでチームを組んで一緒にお仕事をすることが、驚くほど簡単に行えるのではないかと思い…

ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(著)「ローカル・フューチャー ”しあわせの経済”の時代が来た」

ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(著)「ローカル・フューチャー ”しあわせの経済”の時代が来た」(無料英語PDF版)を読みました。著者はNPO「ローカル・フューチャー」の創設者・代表のヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんです。 第1章「グローバル化 - その不都合な…

マックス桐島(著)「アメリカで35年暮らした僕が妻の田舎に移住して見つけた人生でいちばん大切なこと」

マックス桐島(著)「アメリカで35年暮らした僕が妻の田舎に移住して見つけた人生でいちばん大切なこと」を読みました。南関東で生まれ育ち、高校生の時から35年間米国で暮らしていた著者が、南九州に移り住んで以来10年余りの出来事や感想を綴った本です。 お…