いまやパソコンやスマホやインターネットは老若男女を問わず普及し、交通網や物流網も全国津々浦々にいたるまであまねく整備されています。お蔭で遠く離れた人たちどうしでチームを組んで一緒にお仕事をすることが、驚くほど簡単に行えるのではないかと思います。その恩恵を受けるのは都市部だけでなく、農山漁村においても同様だと思います。
そのため例えば、徳島県はサテライト・オフィス誘致に力を入れていますし、総務省は「おためしサテライトオフィス」プロジェクトを立ち上げています。どちらも都市部に本社を置く企業に対して、「サテライト・オフィスを地方都市や農山漁村に設置しませんか？」と呼びかけるものです。しかしいずれは、本社を地方都市や農山漁村に移転して、サテライト・オフィスを大都市に置く形態に変わっていくと面白いだろうなと思います。
ところで、地方都市や農山漁村で小規模オフィスを開設する際には、せっかくの機会を利用して、趣ある古民家を利用したり自然に囲まれた建物を利用したりしたくなることが多いのではないかと思います。そのようなオフィス形態を表現するために、こんな言葉を考えてみました。
TORO = Traditional house Office / Rural area Office
TORO は、伝統家屋にオフィスを開いたり田舎にオフィスを開いたりすること、もしくはそのようなオフィスを指すアクロニム（頭字語）です。TORO は、オフィスの形態を示す言葉であると同時に、生き方を示す言葉でもあると思います。全国に TORO が普及していきますように！
