art
NHK「クローズアップ現代+」の下記記事を読みました。この記事によると、例えば音楽業界がミュージシャンを発掘してプロモーションをかけているように、現代アートでもアーティストを発掘してプロモーションをかけているそうです。 ただし音楽業界と現代ア…
同じ道でも、車道を車で走る時と、歩道を散策する時と、小さな子どもと散歩する時では、随分違った印象を受けます。同じ本でも、素早く読んだ時と、ゆっくり読んだ時と、読み聞かせする時では、随分と違った感想を受けるように思います。 同様に、同じ美術作…
バーバラ・ストック(著)「ゴッホ 最後の3年」を読みました。1888年2月にパリを発ってから、アルル、サン=レミ、そしてオーヴェル=シュル=オワーズと移り住み、1990年7月に亡くなる直前までの約2年半が描かれたグラフィック・ノベルです。弟で画商のテオと…
今日は素描なるものを拝見する機会がありました。「素描(そびょう)」は聞きなれない言葉ですが、デッサンやスケッチのことのようです。素描には独特の味わいがあって、拝見していると時間が経つのを忘れてしまいます。 しかし考えてみると素描はとても不思…
毛筆の筆使いは右利きを前提としているそうです。そのため左利きの児童は、たとえ普段硬筆を左手で書いていても、毛筆については右手で持つように指導されることがあるそうです。そこで、左利きの人のための筆使いについて書いてあるネット記事を探してみま…
可成屋(編)「すぐわかる中国の書―古代〜清時代の名筆」を読みました。とても興味深い本でした。 中国の書の歴史は、7世紀を境として「書体の興亡史」(第1章〜第2章)と「書風の展開史」(第3章〜第5章)に分けて考えることができるそうです。それぞれの時代…
金澤泰子,金澤翔子(著)「愛にはじまる - ダウン症の女流書家と母の20年」を約10年ぶりに読みました。 今回は、発症前に読んだときは少し違う印象を受けました。おそらく発症前はお母様側に近い視点で読んだのではないかと思います。しかしできることがグンと…
永田和宏,知花くらら(共著)「あなたと短歌」を読みました。細胞生物学者であり著名な歌人(塔短歌会前主宰)でもある永田和宏さんと、短歌愛好家でありファッションモデルであり国際連合世界食糧計画(WFP)日本大使でもある知花くららさんの対談本です。平…
美術館に行ってきました。 一つ目の部屋には巨大な風景画が数点展示されてました。いずれの作品も近寄って見ると、草は草ではなく、葉は葉ではなく、花は花ではありません。しかし少し離れて見ると、草は生き生きとした草となり、葉はゆらゆら揺れる葉となり…
中野京子(著)「名画と読むイエス・キリストの物語」を読みました。イエス・キリストを題材とした絵画をより深く鑑賞できるように、絵画の題材として取り上げられることの多いエピソードを中心にイエスの生涯を紹介しています。あくまで絵画をより楽しむため…
私は「アール・ブリュット(生の芸術)」作品に、いつもとても惹かれます。 ありきたりな言い方ですが「はからいがない」ところに魅力を感じます。 創作意欲が思考活動よりもずっとずっと奥深いところから湧き上がり、その創作意欲が「はからい」によって邪…
こいしゆうか(著),鈴木知子(監修)「カメラはじめます!」を読みました。著者はイラストレーター兼キャンプコーディネイターのこいしゆうかさん、監修はフォトグラファーの鈴木知子さんです。デジタル一眼レフカメラのように、オートモードとマニュアルモード…
日野原健司(著),太田記念美術館(監修)「かわいい浮世絵」を拝見しました。「かわいい」浮世絵が多数紹介されています。 描かれているのは、地上の生き物(猫、狐、犬、兎、熊、象、他)、空飛ぶ生き物(雀、木兎、駒鳥、他)、水中の生き物(金魚、蛸、蛙)…
京都国立博物館の敷地内に文化財保存修理所が昭和55年(1980年)春に設立されてからちょうど30年目の節目に当たる平成22年(2010年)5月に、文化財保存修理所の活動と文化財保存修理の重要性を伝えるためにシンポジウム「美を伝える」が開催されたそうです。…
現代アートをこよなく愛する小説家・原田マハさんと学芸員・高橋瑞木さんによる対談本「すべてのドアは、入り口である。現代アートに親しむための6つのアクセス」を読みました。 「アート」という言葉は、人によって、文脈によって、文化によって、TPO によ…
鈴木知子(著)「写真が絶対にうまくなる 構図力養成講座」を読みました。 どんな状況でも素敵な写真が撮れるようになるための構図作りのヒントが実例入りで紹介されています。前半は基本構図の説明、後半は被写体別の応用例(自然風景、都市風景、人物、静物…