法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

長岡淳一,阿部岳(共著)『農と食と地域をデザインする』

書籍『農と食と地域をデザインする』を読みました。

「農業デザイン」「地域新興デザイン」「ブランディング」に特化したデザイン会社「(株)ファームステッド」の共同代表のお二人による書籍です。顧客へのインタビューが12本、特別インタビューが2本、合計14本のインタビューが掲載されていました。

旗印としてのロゴを持つことで、経営の方向性がブレにくくなったり、働く人たちの気持ちをひとつにしやすくなったり、バイヤーや消費者からの注目を集めやすくなったりといった効果が見られるそうです。また、洗練されたロゴとパッケージングの採用により、単価を上げやすくなるそうです(化粧品のお値段みたいですね)。

著者の二人は必ず顧客の農園に足を運んで、働く人の気持ちや土地柄を全身で受け取って、旗印としてふさわしいロゴを提案しているそうです。洗練されたロゴは、農園や地域をグレードアップさせる力を持っているのかもしれません。