法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

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鈴木智順(監修)「世界一やさしい!微生物図鑑」

鈴木智順(監修)「世界一やさしい!微生物図鑑」をざっと読みました。 第1章は微生物の概説、第2章〜第7章は人間との関係で分類された微生物が50種余り紹介されています。人間にとって重要な微生物はある程度網羅されているものと思いますので、一回ざっと読…

宮脇昭(著)「鎮守の森」

宮脇昭(著)「鎮守の森」を読みました。著者は国際的に著名な植物生態学者です。 世界中の森林の多くは、伐採・植林・放牧・汚染など人間の活動により、自然本来の姿とは異なっているそうです。そこで、仮に人間からの干渉が一切ないと仮定した場合の、その土…

本川達雄(著)「ゾウの時間、ネズミの時間」

本川達雄(著)「ゾウの時間、ネズミの時間 - サイズの生物学」を読みました。 動物の様々な特性と体重の関係を中心に、動物の肉体デザイン(構造設計)の神秘を解き明かしてくれる本です。とても面白かったです。 例えば動物のリズム(呼吸、心拍、成長や寿命…

森弘之(著)「2つの粒子で世界がわかる 量子力学から見た物質と力」

森弘之(著)「2つの粒子で世界がわかる 量子力学から見た物質と力」を読みました。講談社ブルーバックス・シリーズの本です。 物理学の重要な分野である量子力学の観点から見た『粒子』について書かれていました。この本によると、あらゆる『粒子』は大きさに…

かこさとし(作),鈴木まもる(絵)『みずとは なんじゃ?』

かこさとし(作),鈴木まもる(絵)『みずとは なんじゃ?』を読みました。絵本作家のかこさとしさんが平成30年(2018年)5月に亡くなる直前まで手がけていた作品を、絵本作家の鈴木まもるさんが引き継いで同年11月に完成・刊行された絵本です。 水の大切な性質と…

垂直軸型マグナス式風力発電機

風力発電というと巨大な風車を思い浮かべますが、携帯電話の基地局と見間違えそうな形の風力発電装置があるそうです。(株)チャレナジーさんが実用化を目指している「垂直軸型マグナス式風力発電機」です。動画を見ると、基地局のアンテナのように見える部…

放射性廃棄物の地層処分

情けないくらいに浦島太郎状態でまったく情報を追えてなかったのですが、経済産業省は放射性廃棄物の最終処分方法として「地層処分」を検討しているそうです。 資源エネルギー庁は、地層処分に不適切な地域の地図「科学的特性マップ」を2017年7月に公表して…

うえたに夫婦(著)「ザ☆単位のマンガ メートルくんたちが教える単位の話」

うえたに夫婦(著)「ザ☆単位のマンガ メートルくんたちが教える単位の話」を読みました。産業技術総合研究所・計量標準総合センターの監修で、国際単位系の7つの基本単位(長さ、時間、質量、温度、電流、光度、物質量)にまつわる話が紹介されています。 こ…

西永奨(写真),西永裕(著)「図説 人体の不思議 2 - 五感と生殖の小宇宙」

西永奨(写真),西永裕(著)「図説 人体の不思議 2 - 五感と生殖の小宇宙」を拝見しました。故西永奨さんが走査型電子顕微鏡でモノクロ撮影してコンピューターソフトで彩色した多数の臓器写真を元に、実兄の西永裕さんが編集・解説して作られた本です。第1集に…

日本エアロゾル学会(編)「空気中に浮遊する放射性物質の疑問25ー放射性エアロゾルとは」

日本エアロゾル学会(編)「空気中に浮遊する放射性物質の疑問25ー放射性エアロゾルとは」を読みました。 『エアロゾル』とは「空気中に微小な液体粒子や個体粒子が浮遊している分散系」を指す言葉だそうです。そして『放射性エアロゾル』とは「放射性物質が含…

新エネルギー産業技術総合開発機構(監修),水素エネルギー協会(編)「トコトンやさしい水素の本」

新エネルギー産業技術総合開発機構(監修),水素エネルギー協会(編)「トコトンやさしい水素の本」を読みました。 水素と酸素を反応させることで電気と熱を取り出す『燃料電池』が注目されているそうです。この本では『燃料電池』の燃料となる水素(水素分子)…

西永奨(写真),西永裕(著)「図説 人体の不思議 1 - 血液と臓器の小宇宙」

西永奨(写真),西永裕(著)「図説 人体の不思議 1 - 血液と臓器の小宇宙」を拝見しました。故西永奨さんが走査型電子顕微鏡でモノクロ撮影してコンピューターソフトで彩色した多数の臓器写真を元に、実兄の西永裕さんが編集・解説して作られた本です。第1集で…

麻生羽呂(作画),篠原かをり(著)「サバイブ(SURVIVE)――強くなければ、生き残れない」

原作:篠原かをり、漫画:麻生羽呂のお二人による「サバイブ(SURVIVE)――強くなければ、生き残れない」を読みました。自然界の生き物72種の生態を「生き残り戦略」の観点から16章に分けて漫画で紹介した本です。 一番興味を持ったのはコンゴ盆地に住むボノボ…

竺覚暁(著)「図説 世界を変えた書物 科学知の系譜」

竺覚暁(著)「図説 世界を変えた書物 科学知の系譜」を読みました。科学史上の重要な書物が100冊以上、美しい写真とわかりやすい説明で紹介されています。 科学史の大きな流れを感じながら大変興味深く拝読いたしました。一つ一つの大発見の影には大変な苦労…

二間瀬敏史(著)「重力で宇宙を見る」

二間瀬敏史(著)「重力で宇宙を見る」を読みました。前半では重力波の概説と検出までの歴史について、後半では重力レンズを用いた大宇宙の観測と宇宙論について、一般向けにわかりやすく解説されていました。 2016年2月に LIGO を用いた重力波検出の成功が発…

武田正倫(監修),川崎悟司(イラスト)「海・川・湖の奇想天外な生きもの図鑑」

武田正倫(監修),川崎悟司(イラスト)「海・川・湖の奇想天外な生きもの図鑑」を読みました。湖、川、浅海、サンゴ礁、外洋に住む不思議な生き物たち105種類の紹介です。紹介される生き物の絵はとても丁寧に描かれていて、その生態はとてもわかりやすく説明さ…

川合伸幸(著)「科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る」

川合伸幸(著)「科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る」を読みました。学者さんの視点で「怒り」「謝罪」「赦し」などについて書かれています。 著者は比較認知科学・認知科学・実験心理学の専門家とのことです。そのため人間の心理をブラックボックスとして捉…

デイヴィッド・イーグルマン(著)「あなたの脳のはなし:神経科学者が解き明かす意識の謎」

デイヴィッド・イーグルマン(著)「あなたの脳のはなし:神経科学者が解き明かす意識の謎」を読みました。2015年から2016年にかけて米英豪で6回シリーズで放送されたテレビ番組を書籍化した本だそうです。全6章からなり、最新の脳科学の研究成果が一般向けに解…

稲場秀明(著)「水の不思議~科学の眼で見る日常の疑問~」

稲場秀明(著)「水の不思議~科学の眼で見る日常の疑問~」を読みました。 水(氷・水・湯・水蒸気)の特性、天候(雲・雨・雪)、地球と水(氷河・海流)、暮らしと水、動植物と水など、様々な観点から水の不思議について分かりやすく説明されています。 水…