法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

heartmind

こころのモデル

(1)心理学の主要5因子 ちょうど1週間前のこと、心理学のパーソナリティ特性の主要5因子についての説明を久しぶりに斜め読みしました。パーソナリティは、外向性・協調性・開放性・誠実性・神経症傾向の5つの要素がそれぞれどのくらいかでおおよそ把握でき…

「山川草木悉皆成仏」と梅原猛、宮沢賢治、安然、大般涅槃経

「山川草木悉皆成仏」は私の好きな言葉のひとつです。初めて聞いたときに心に深く刻まれました。 やがてこの言葉は日本生まれだと知りました。そして最近になって、産みの親/育ての親は梅原猛だと知りました。下記論考にその経緯が詳しく書かれてました。「…

伊藤玲阿奈(著)『「宇宙の音楽」を聴く』

伊藤玲阿奈(著)『「宇宙の音楽」を聴く』を読みました。 著者は国際的に活躍する指揮者(福岡県出身、米国ニューヨーク在住)です。書名の「宇宙の音楽」は、宇宙に満ち満ちている神が奏でる音楽のことだそうです。 この本では、「宇宙の音楽」を糸口として…

妙法蓮華経の読誦

昨日、今日と BGM 代わりに妙法蓮華経(鳩摩羅什訳)を聞いています。 下記は台湾新北市の慧平法師による読誦です。再生リストで順に全28品を聞くことができます。字幕は横書きの繁体字です。(こちらで全28品を通して聞くこともできます) 下記は氏名不詳の…

王菲:金剛般若波羅蜜経&般若波羅蜜多心経

インドで編纂された仏典は、千年以上前に中国語に翻訳されて、今も当時の翻訳のまま愛読されています。 翻訳者が用いていた発音に近い読み方の方が、翻訳者の気持ちが言葉の響きに残っているのではないかと思うことがありますが、千年以上前のことですから、…

諸仏如来

道元禅師の著作『辨道話(べんどうわ)』は「諸仏如来」の四文字から始まります。 岩波文庫の脚注によると、「諸仏は自己の正体であり如より来るもの。如はありのままの真実。」とのことです。 勝手解釈ですが、二文字目の「仏」は自己の内に潜む仏性であり…

オーム・マニ・パドメー・フーン(観世音菩薩の陀羅尼)

ダライ・ラマ14世による観世音菩薩の陀羅尼「オーム・マニ・パドメー・フーン」の解説を読みました。 いつものように勝手解釈ではありますが、最初の『オーム』は「からだ」の象徴、『マニ(宝珠)』は「こころ」の象徴、『パドメー(蓮華)』は「いのち」の…

相田和弘「ヴィパッサナー瞑想体験記」

相田和弘さん「ヴィパッサナー瞑想体験記」(全11回)を読みました。とても興味深い連載でした。 社会正義の追求は、怒りや苛立ちといったネガティヴな感情(煩悩)と切り離して行うべきではないか。外的世界(この世)で『善』を追求するためには、内的世界…

真俗二諦

仏教用語には『俗諦(世俗諦)』と『真諦(勝義諦)』の合わせて『真俗二諦』があるそうです。 ダライラマ14世がよく使う『世俗の真理』と『究極の真理』という言葉は、この『二諦』のことではないかと思います。 より正確にいうと、ダライラマ14世の日本語…

佐藤厚(著)「はじめての韓国仏教」

佐藤厚(著)「はじめての韓国仏教」を読みました。朝鮮半島における仏教の歴史と、大韓民国における仏教の現状が、簡単に紹介されていました。隣国であるにも関わらずほとんど何も知らなかったので、興味深く読みました。特に、著名な僧侶と寺院が詳しく紹介…

お蔭様の開運

子どもの頃から「開運」にはあまり興味が湧きませんでした。 なんとなく自己中心的な響きを感じていたからだと思います。 ところが最近、「開運」に興味を抱くようになりました。 私のような罪悪深重・煩悩熾盛の愚者が「四弘誓願」のように分不相応なことを…

四弘誓願と七仏通誡偈と三法印と自未得度先度他と五戒

[1]四弘誓願 大乗仏教を志す人が最初に立てる四つの誓願です(括弧内は概要)。 衆生無辺誓願度(すべての生きとし生けるものを必ずや救う) 煩悩無尽誓願断(あらゆる煩悩を必ずや断つ) 法門無量誓願学(あらゆる仏法を必ずや学ぶ) 仏道無上誓願成(尊…

いのちがあなたを生きている

東本願寺の外壁に大きく「今、いのちがあなたを生きている」と書かれているのを見たのは、かれこれ10年くらい前のことだったと思います。2011年の親鸞聖人七百五十回御遠忌のテーマとのことでした。正直申しまして、当時の私の理解力を超えた言葉でした。 最…

「先天の気」は誕生時のストック、「後天の気」は誕生後のフロー

今日から、七十代の著者が孫世代に向けて優しい語り口で書いた本を読みはじめました。すぐ読めると思って手にしたのですが、喩えるなら雀の歩みのように、少し読んではしばらく休み、また少し読んではしばらく休み、を繰り返しています。そのような読み方に…

白鳥哲(著)「ギフト」

白鳥哲(著)「ギフト」を読みました。著者は声優・俳優・映画監督として著名な方です。この本は、著者が2007年に脳腫瘍を発症してから、現代医学とは異なる治療方法により1年で脳腫瘍が消えるまでの記録です。 この本は、自覚症状を得て病院で厳重な検査を受…

立花大敬(著)「古事記開運法」

立花大敬(著)「古事記開運法」を読みました。著者は禅者として有名な方です。第1章は古事記の造化三神からイザナギ・イザナミ、三貴神までの解説、第2章は神社巡りツアーの体験記と三つの霊統について書かれてました。とても読みやすく書かれているので、私…

出口和明著「大地の母」

出口和明著「大地の母」を読みました。明治期に開教した新宗教「大本(おおもと)」の教祖二人の半生記です。二人の教祖の幼年期から大正7年(1918年)の開祖の死までの出来事がほぼ時系列で詳しく紹介されていました。 なお、小説という形態を取っているた…

相川圭子(著)「奇跡はいつも起きている - 宇宙を味方にする方法」

相川圭子(著)「奇跡はいつも起きている - 宇宙を味方にする方法」を読みました。ヒマラヤ聖者の1人、ヨグマタ・相川圭子さんからの現代日本人へのメッセージが綴られています。 おおよそ次のような内容だというのが私の理解です。 「無窮の過去から伝わるカ…

イハレアカラ・ヒューレン,河合政実(共著)「豊かに成功するホ・オポノポノ」

イハレアカラ・ヒューレン,河合政実(共著)「豊かに成功するホ・オポノポノ」を読みました。以下、メモです。 第1章によると、ホ・オポノポノによるビジネスの最大の特徴は「成功しようと期待しない」ことだそうです。人も会社も本来は完璧な存在なので、本来…

イハレアカラ・ヒューレン,丸山あかね(共著)「心が楽になるホ・オポノポノの教え」

イハレアカラ・ヒューレン,丸山あかね(共著)「心が楽になるホ・オポノポノの教え」を読みました。やさしい語り口でホ・オポノポノについて大切なことが綴られていました。 ホ・オポノポノの入口はとてもシンプルです。あまりにシンプルなので、頭デッカチな…

イハレアカラ・ヒューレン,櫻庭雅文(共著)「みんなが幸せになるホ・オポノポノ」

イハレアカラ・ヒューレン,櫻庭雅文(共著)「みんなが幸せになるホ・オポノポノ」を読みました。ここ最近、SITH ホ・オポノポノ関連の本をいくつか読んでますが、理解の整理にちょうどよい本だと思いました。 ホ・オポノポノの観点からは、すべての責任は 100…

ジョー・ヴィターリ,イハレアカラ・ヒューレン博士(共著)「ハワイの秘法」

ジョー・ヴィターリ,イハレアカラ・ヒューレン博士(共著)「ハワイの秘法」を読みました。 著述家として世界的に著名なジョー・ヴィターリさん(第一著者)が、「世界一風変わりなセラピスト」の噂話を聞くところからこの本は始まります。噂のセラピストであ…

マベル・カッツ(著)「生き方楽々ホ・オポノポノ」

マベル・カッツ(著)「生き方楽々ホ・オポノポノ」を読みました。著者はヒューレン博士の元でホ・オポノポノを学びながら、ホ・オポノポノのセミナーや著作で世界的に活躍されている方です。世界各地で開催しているセミナーで、受講者の関心の高いことやよく…

マベル・カッツ(著)「よみきかせホ・オポノポノ」

マベル・カッツ(著)「よみきかせホ・オポノポノ」を読みました。著者が大人になりきる前に知っておきたかったことが書かれているそうです。前半は絵本形式、後半は解説でした。子どもにとっても大人にとっても大切なことが、とてもわかりやすく書かれている…

高砂淳二(著)「Children of the Rainbow」

高砂淳二(著)「Children of the Rainbow」を拝見しました。自然写真家の高砂淳二さんによるハワイの大自然の写真集です。巻末の索引ページにそれぞれの写真の説明が書かれています。素晴らしい写真集でした。 要所要所にハワイに古代から伝わる叡智について…

平良アイリーン(著)「アロハ! ヒューレン博士とホ・オポノポノの言葉」

平良アイリーン(著)「アロハ! ヒューレン博士とホ・オポノポノの言葉」を読みました。ホ・オポノポノの普及活動に普及に尽力するヒューレン博士がふと語った言葉を、著者の視点からまとめた本です。 ホ・オポノポノは実践ツールなので入口はとても単純です。…

平良アイリーン(著)「ホ・オポノポノジャーニー ほんとうの自分を生きる旅」

平良アイリーン(著)「ホ・オポノポノジャーニー ほんとうの自分を生きる旅」を読みました。世界中で広く実践されているホ・オポノポノを編み出したモーナ・ナラマク・シメオナ女史の元で長く学ばれていた方々を、著者が訪ねて回った旅をまとめた本です。舞台…

白石あづさ(著)「佐々井秀嶺、インドに笑う」

白石あづさ(著)「佐々井秀嶺、インドに笑う」を読みました。とても面白くて読みやすい本でした。佐々井秀嶺さんが見込んだだけあって、著者は取材も文章もとても上手だと思いました。 著者はこの本を書くために「佐々井さん」の元に2018年3月に半月間滞在し…

玉置妙憂(著)「死にゆく人の心に寄りそう - 医療と宗教の間のケア」

玉置妙憂(著)「死にゆく人の心に寄りそう - 医療と宗教の間のケア」を読みました。著者は看護師であり、高野山真言宗の僧侶でもあり、また臨床宗教師でもある方です。この本には、看護師として様々な死と向き合われたり、半年間休職して夫を自宅で看取られた…

中田考,橋爪大三郎(共著)「クルアーンを読む」

中田考,橋爪大三郎(共著)「クルアーンを読む」を読みました。スンナ派イスラム法学者である中田考さんとルター派クリスチャンである橋爪大三郎さんによるクルアーン(コーラン)をテーマとした対談本です。中田考さんの著書はイスラム教徒の視点でイスラムに…