法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

イハレアカラ・ヒューレン,櫻庭雅文(共著)「みんなが幸せになるホ・オポノポノ」

ハレアカラ・ヒューレン,櫻庭雅文(共著)「みんなが幸せになるホ・オポノポノ」を読みました。ここ最近、SITH ホ・オポノポノ関連の本をいくつか読んでますが、理解の整理にちょうどよい本だと思いました。


ホ・オポノポノの観点からは、すべての責任は 100% 自分自身にあるそうです。

少しくだけた書き方をすると、人生で起きることすべては因縁(もしくはカルマ)があるからこそ起きています。虚空蔵(アカシックレコード)に蓄えられているその因縁を祓い清めてしまえば、それが『問題』となって表れることはありません。すべては自らが抱える因縁に原因があるのですから、すべての責任は 100% 自分自身にあると言うことができます。そしてすべての『問題』は 100% 自ら祓い清めることができます。

これをホ・オポノポノ風に表現すると、すべての現象は(1)『記憶』の再生、もしくは(2)『神格』の顕現です。ウニヒピリの中の『記憶』をクリーニングして『記憶』の再生を止めると、『神格』が顕現するようになります。『問題』が起きたときこそ、その『問題』にまつわる『記憶』をクリーニングする絶好のチャンスです。

こんな風に考えた方が楽になる場合もあれば、逆に辛くなる場合もあると思います。まずは楽になる場合からはじめて、実践範囲を少しずつ広げていって、最終的に 100% 自分自身に責任があることを受け入れられる心境へとジャンプしたいと思っています。


ホ・オポノポノにおけるクリーニングの代表的な方法は次の四つの言葉を唱えることです。

  • ごめんなさい (I'm sorry)
  • 許してください (Please forgive me)
  • ありがとう (Thank you)
  • 愛しています (I love you)

ホ・オポノポノは、改悛 (repentance)、許し (foregiveness)、変質 (transmutation) の3つ要素からなるそうです。変質の過程でマナ (mana) が記憶を消してくれるそうです。すると神格からインスピレーションが降りてくるようになるそうです。(p.68〜71)


セルフ・アイデンティティは次の4つからなるそうです。(p.60〜63)

  • カイ(Ka'I) ... 神聖なる知能/神格 (Divine Intelligence / Divinity)
  • アウマクア(Aumakua) ... 超意識 (Superconscious Mind)
  • ウハネ(Uhane) ... 顕在意識 (Conscious Mind)
  • ウニヒピリ(Unihipili) ... 潜在意識 (Subconscious Mind)

ウニヒピリの中にある記憶をクリーニングすることで「ウハネ → ウニヒピリ → アウマクア → カイ」がつながり、光が通るようにしてカイからウハネへとインスピレーションが降りてくるようになるそうです。(p.24)

ただし、ウハネ、ウニヒピリ、アウマクアがバラバラになってないことが前提だそうです。そのためにはウニヒピリを愛して慈しむことが大切だそうです。


Everybody, Somebody, Anybody and Nobody の4人の物語 (p.39) は下記ブログ記事でも紹介されていました。

『Everybody was sure that Somebody would do it. Anybody could have done it, but Nobody did it.』

『It ended up that Everybody blamed Somebody when Nobody did what Anybody could have done.”』


世界一風変わりなセラピスト」で紹介されているハワイ州立病院精神科病棟(触法精神障害者収容病棟)でのエピソードでは、ヒューレン博士と一緒にモーナ・ナラマク・シメオナ女史も一緒にクリーニングしていたそうです。


本書と同名の映像が下記にありました。ヒューレン博士によるセミナーです。2009年〜2011年頃の映像のようです。