法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

西永奨(写真),西永裕(著)「図説 人体の不思議 2 - 五感と生殖の小宇宙」

西永奨(写真),西永裕(著)「図説 人体の不思議 2 - 五感と生殖の小宇宙」を拝見しました。故西永奨さんが走査型電子顕微鏡でモノクロ撮影してコンピューターソフトで彩色した多数の臓器写真を元に、実兄の西永裕さんが編集・解説して作られた本です。第1集には、肺、血管、心臓、胃、腸、肝臓、腎臓の精緻な写真が多数掲載されていました。第2集である本書には、五感器官と生殖器官の精緻な写真が掲載されていました。


人体の不思議シリーズの第1集に続いて第2集を拝見しました。第2集を拝見しながら改めて、人体は途轍もなく精巧に作られているんだなぁと思いました。

感覚器官は精密で複雑なメカニズムを持ちながらも、全体が協調的に働いて素晴らしい働きをしてくれています。生殖器官は男性だけ女性だけ見ても精密で複雑な上に、男女間の協力体制はあまりに絶妙です。果たしてこれだけの精巧なメカニズムが自然選択説(ランダムな突然変異と偶発的な自然淘汰)だけで説明できるのか、まったく異なるパラダイムに基づく革新的な進化論の登場が待たれるのではないかと思いました。