法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

日本エアロゾル学会(編)「空気中に浮遊する放射性物質の疑問25ー放射性エアロゾルとは」

日本エアロゾル学会(編)「空気中に浮遊する放射性物質の疑問25ー放射性エアロゾルとは」を読みました。

エアロゾル』とは「空気中に微小な液体粒子や個体粒子が浮遊している分散系」を指す言葉だそうです。そして『放射性エアロゾル』とは「放射性物質が含まれているエアロゾル」のことだそうです。この本では『放射性エアロゾル』について、一般向けにやさしく解説されていました。

この本は日本エアロゾル学会が企画して作られた本だからでしょうか、あくまで空気中に浮遊する『放射性エアロゾル』が対象です。そのため、放射性エアロゾル自体の性質や大気中での移動・拡散、そして呼吸器系から体内に侵入した場合の影響や防御方法などについては詳しく説明されていました。その一方で、地上に降り積もった後のこと、例えば雨や川に流されて放射性物質の分布がどのように変化するか、などについては触れられていませんでした。

放射性物質について、もっと勉強したいと思いました。