法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

放射性廃棄物の地層処分

情けないくらいに浦島太郎状態でまったく情報を追えてなかったのですが、経済産業省放射性廃棄物の最終処分方法として「地層処分」を検討しているそうです。

資源エネルギー庁は、地層処分に不適切な地域の地図「科学的特性マップ」を2017年7月に公表していて、NUMO(原子力発電環境整備機構)は不適切とは言えない地域から地層処分の候補地を探そうとしているようです。

その地ならしとして、全国各地で対話型説明会を開催しているそうです。過去と未来の開催地を見てみると、不適切かどうかに関わらず開催されているので、開催地が必ずしも候補地として選ばれている訳ではなさそうです。全国各地で対話型説明会を開催することを通して、賛同者を掘り起こしたり、活動実績を積み上げたりなど、候補地選定に向けて活動しているものと思います。


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下記記事より『原子力発電によって生まれる高レベルの放射性廃棄物は数万年かけてリスクを低減させなくてならない。現在のところ地下300メートルよりも深い地層の中に閉じ込める方法が有力で、日本でも候補地の選定に向けた作業が進んでいる。要件と基準は固まってきたが、最終決定は20年以上も先になる。』

下記記事より『経済産業省は九日、使用済み核燃料など原発から出る「核のごみ(高レベル放射性廃棄物)」の最終処分地としての適性を判断する基準を大筋で決めた。』『今回初めて正式に示したのは、「適性あり」とした地域の中でも、海岸から約十五キロ以内の海底を「より適性の高い地域」とする基準だ。』『海底に高レベル放射性廃棄物の最終処分場を造成した前例は、世界にもない。 』『経産省が海底を有力視するのは「基本的には公有地のため、土地利用に関する制約が小さい」(経産省関係者)からだ。』『しかし、海底処分場とはいえ、構造上、地上からの入り口は陸上に設けなければならず、地元自治体の同意は必要。』

下記資料より『経済産業省は、高レベル放射性廃棄物の最終処分に関し、沿岸部の海域における地層処分の技術的課題を検討する場として、「沿岸海底下等における地層処分の技術的課題に関する研究会」を設置し、議論を重ねてまいりました。今般、本研究会での検討結果を踏まえ、「沿岸海底下等における地層処分の技術的課題に関する研究会とりまとめ」を策定いたしましたので公表いたします。』


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