法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

川合伸幸(著)「科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る」

川合伸幸(著)「科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る」を読みました。学者さんの視点で「怒り」「謝罪」「赦し」などについて書かれています。

著者は比較認知科学認知科学実験心理学の専門家とのことです。そのため人間の心理をブラックボックスとして捉えて、仮説を立てて実験をして、実験結果を統計的に処理して結論を導く方法を繰り返すことで、知見を積み重ねておられるようです。このような方法論を取ると、実社会で応用しやすい知見を得やすいのかもしれないなぁと思いました。

私は人間の心をホワイトボックスとして捉える方法論に興味があるので、この本のようにブラックボックスとして捉えて実験を繰り返す方法論と実験結果はとても新鮮に思えました。この実験結果をホワイトボックス的な観点から説明できるようになると面白いかもしれません。そのためには全く異なる視点からアプローチしなくてはいけないと思いますが、どうするとうまくいくかしら…