本川達雄(著)「ゾウの時間、ネズミの時間 - サイズの生物学」を読みました。
動物の様々な特性と体重の関係を中心に、動物の肉体デザイン（構造設計）の神秘を解き明かしてくれる本です。とても面白かったです。
例えば動物のリズム（呼吸、心拍、成長や寿命、など）は、体重の4分の1乗に比例するそうです。また、体重あたりの酸素消費量は、体重のマイナス4分の1乗に比例するそうです。このような関係をアロメトリーというそうです。他にも様々な関係が紹介されてました。理由がわかっているものについては、理由も紹介されてました。
執筆時点（1992年頃）の知見に基づいて書かれていると思うので、現時点での知見に基づいて内容がアップデートされると面白そうだなぁと思いました。
