こいしゆうか(著),鈴木知子(監修)「カメラはじめます!」を読みました。著者はイラストレーター兼キャンプコーディネイターのこいしゆうかさん、監修はフォトグラファーの鈴木知子さんです。デジタル一眼レフカメラのように、オートモードとマニュアルモードの他に『P』『A』『S』などの撮影モードがあるカメラを使って、素敵な写真を簡単に撮るコツが紹介されています。
それぞれの撮影モードの意味は下記の通りだそうです。
記号 | 意味 | 絞り値 | シャッター速度 |
---|---|---|---|
Auto | 全自動オート | カメラが決める | カメラが決める |
P | プログラム・オート | カメラが決める | カメラが決める |
A / Av | 絞り値優先オート | 撮影者が決める | カメラが決める |
S / Tv | シャッター速度優先オート | カメラが決める | 撮影者が決める |
M | マニュアル | 撮影者が決める | 撮影者が決める |
上記のうち、全自動オートモードでは撮影パラメータはほぼカメラ任せ、逆にマニュアルモードでは絞り値(F値)・シャッター速度・ISO感度などを撮影者がこと細かく指定しなくてはなりません。それに対して『P』『A』『S』などの半自動の撮影モードを利用すれば、撮影者が指定したいパラメータだけを設定すれば、残りのパラメータについてはカメラが自動的に適切な値を選んでくれるそうです。
この本の監修者によると、初心者はまずは『A / Av』(絞り値優先オートモード)がお勧めだそうです。この撮影モードでは、下記の3つを指定できるそうです。これらを使いこなせるようになるだけで写真の表現力がグ〜ンとアップするそうです。
この本の前半では、『A / Av』モードの使い方が実例とともに紹介されてました。そして後半では、『S / Tv』モードの使い方、ISO感度の使い方、構図の基本パターン、動物や静物の撮影のコツなどが紹介されていました。
監修者によると、一番大切なのは楽しみながらたくさん撮ることだそうです。頭デッカチになっただけではチットモ上達しません。どんな分野でも「好きこそ物の上手なれ」なんだなと思いました。