同じ道でも、車道を車で走る時と、歩道を散策する時と、小さな子どもと散歩する時では、随分違った印象を受けます。同じ本でも、素早く読んだ時と、ゆっくり読んだ時と、読み聞かせする時では、随分と違った感想を受けるように思います。
同様に、同じ美術作品でも、自分一人のペースで見る時と、他の人に説明しながら見る時では、作品鑑賞の深みが全然違ってくるのかもしれません。
もしかしたら…、作品の感想をエッセイに書いたり、作品の印象を音楽で表現したりする習慣をつけると、作品鑑賞がより深みを増したりするのかしら…。下記記事の主題とはずれますが、そんなことを思いました。
- 全盲で美術館を楽しむ白鳥さん。「見えないから大変」の言葉がしっくりこない (川内有緒, HuffPost, 2019-09-16)
- 視覚障害者と美術鑑賞する、を通じて考える「本当の意味での芸術体験」とは? (アフター6ジャンクション, TBS, 2019-08-01)
- Dialogue, verbal explanations and tactile methods help Japan's visually impaired deepen their appreciation of art (Japan Times, 2019-01-22)
以下、関連資料です。
- 視覚に障害のある人との言葉による美術鑑賞ハンドブック「百聞は一見をしのぐ!?」 (エイブル・アート・ジャパン, 2005-03)
- 視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ