法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

失敗を恐れない

聞くところによると、座禅では姿勢を整えることが大切だそうです。そこで座禅に入る前に、上半身を前後左右に揺らして中心位置を見つけるそうです。敢えて中心位置から外れて揺れることで、中心位置を見つけやすくしているのではないかと思います。

ここでちょっと飛躍すると、、敢えてたくさん間違えるからこそ、正解を見つけやすくなるのかもしれません。間違いの度合いを感覚的に認識できるようになれば、自然に正解が感覚的にわかるようになるのかもしれません。座禅の姿勢に限らず、何ごとにおいても同じことが言えるのではないかと思います。

例えば若いうちにたくさん間違えておくことは大切なことかもしれません。若者の失敗は世間から大目に見てもらいやすいですし、取り返しがつきやすいからです。同様に、初心のうちに失敗を重ねておくことも大切なことかもしれません。他人から言われるままに自分に制限を課すよりも、体験を通して良し悪しの感覚を身につけた方が、長い目で見て伸びると思うからです。

囲碁や将棋の世界でも、トップ棋士は敢えて常識外れの手を選ぶことがあるそうです。自らの研究成果や読みを試すためだそうです。それが成功することもあれば失敗することもあるようです。失敗を恐れないからこそ、嗅覚が鋭くなったり失敗への対処方法が自然に身についたりして、高い勝率を誇ることができているのではないかと思います。

同様に、本当はいくつになっても失敗を恐れないことは大切なことではないかと思います。ただし、場合によっては取り返しがつく範囲内に収めるなどの工夫は必要かもしれません。失敗を恐れないからこそ、世間の常識を超えた成果を挙げることができるようになるのではないかと思います。