（１）潜在意識の役割
生きていると、「なんでやねん！」とツッコミを入れたくなるような状況をたくさん体験します。理解を超えた事態の展開もたくさん体験します。ありふれた体験もたくさんします。そういった体験をじっくりと振り返ってみると、さまざまな法則を見つけることができるのではないかと思います。
私は「人生は神様からいただいた公案」だと考えています。その観点から過去の体験を振り返っているうちに、潜在意識の動きに注目するようになりました。そして、潜在意識こそが日常的な心身の活動を司っているのではないかと思うようになりました。
（２）顕在意識の役割
それでは顕在意識の役割は何かというと、潜在意識からの報告を記録して、後から振り返って考え事をするくらいしか見つけることができていません。しかし、ほかにもっと重要な役割があるのではないかと思っています。
例えば、ゾーンともフローとも呼ばれる状態に入るのは、顕在意識と潜在意識がある種の特別な関係にあるときではないかと思います。また、職人が丁寧に手仕事する際にも顕在意識と潜在意識はある種の特別な関係にあるのではないかと思います。
そのような場合に現れる顕在意識と潜在意識の協調関係こそが、もしかしたら本来の状態なのかもしれません。私たちは本来あるべき状態からはずれてしまっているのかもしれません。
そこで、この現象についても探求したいのですが、いかんせん、私自身はゾーンともフローとも職人とも無縁の人間です。。そこでまずは、そのような意識状態に入るための練習から始めないといけません。先は長いです…（笑）
