法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

大病・破産・逮捕

(1)大病・破産・逮捕

大病か破産か逮捕を体験すると人は変わる、と聞いたことがあります。人生観がすっかり変わって、成功に向かってまっすぐ歩むことができる、という趣旨の話だったように思います。

改めて調べてみる、松永安左ェ門の言葉がもとになっているようです。本来の言葉は、伊藤肇(著)『左遷の哲学』で紹介されているそうです。


(2)信念世界の大断捨離

これは私の推測ですが、青天の霹靂(大病・破産・逮捕)を体験すると、それまでに培った「信念世界」が崩壊してしまうのではないかと思います。そこで改めて廃材を使ってバラック小屋のような「信念世界」を再構築することになるのではないかと思います。その結果、まるで「信念世界」の大断捨離を行ったかのように、随分とすっきりした「信念世界」になるのではないかと思います。

「信念世界」が小さくなると、感情の揺れが小さく少なくなります。そのため何が起きても冷静に対処することができるようになります。また、思い込みで行動することも少なくなります。それが成功の要因のひとつとなっているのではないかと思います。

逆に言えば、大病・破産・逮捕を体験したとしても、それが想定内の事態であるような人の場合には、「信念世界」が崩壊することはなく、大きな変化は望めないかもしれません。