法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

大断捨離で最後に残るのは「当たり前」のものばかり

いま本棚の整理をしています。

昨年の所有物の大断捨離のときもそうでしたが、薄皮を剥がすように手放せるものから手放していくと、少しずつですが整理を進めることができるように思います。仮に「これだけは絶対に手放せない」と思うものがあったとしても、全体の整理を進めるうちに心境が変わってきて、ある時ふと手放せるようになることがよくあります。

そして最後に残るのは、一見すると意外と当たり障りのない普通のものだったりします。そこにあること自体があまりに当たり前すぎて、「これこそが大切なものだ」という感覚を見失っていたのかもしれません。大断捨離を通して、その感覚を取り戻すことができたのかもしれません。

本棚の整理でも同じような経験をするのではないかと思っています。

ところで、この人生で飛び切り大切なものというと何でしょうね。意外と何でもないものだったりするのかな…


大断捨離の結果、最終的に手元に残るのは「衣食住用品+デジタル機器+書籍+α」だと思いますが、個々の具体的なものが大切というよりも、ものが持つ方向性が大切なように思います。

抽象的な表現になってしまいますが、、大切だと思う方向性があって、それを支える支流のような方向性があって、その支流のために必要なもの。それを手元に置いておきたいようです。ですから時が経てば、具体的なものは入れ替わっていくかもしれません。思い出は心の中にあればよい、というタイプのようです。