法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

ポンコツ脳と暮らす

(1)脳の省エネ

思い出してみると、以前は脳を省エネで使うことが大きな課題でした。

例えば打合せに参加する際は、1〜2時間の打合せの内容をある程度聞き取って記憶することが必要なので、それができる必要最小限にまで脳の回転力を落とすようにしてました。脳の回転力を十分に落とさないと、1〜2時間も連続して聞き取れないからです。

あるいは軽作業するにしても、散策するにしても、脳の回転力をその場で必要最低限にまで落とすことが重要でした。何をするにも余分なことを考える余裕はありませんでした。

最近は脳の省エネをあまり気にしなくてもよくなってるなぁ…と思ったら、打合せへの参加は極力遠慮して、生前整理もしばらくサボっているからでした。

※脳を省エネで使わなくてはいけないのは、血行がかなり悪くて栄養や酸素を届けたり、老廃物を回収したりする能力がかなり低いからだと思います。脳は栄養や酸素を大量に消費するので、他の部位より気をつけて扱わないといけないのだと思います。


(2)聴覚情報処理

私は聴覚情報処理障害(APD)のような症状があって、ゆっくりしたお話でないと聞き取れません。

そこで普段は、聞き取れた単語と、全身から発せられる様々な情報を組み合わせて、お話の内容を推測しています。場面によっては、言葉のリズムや音の数からも推測できます。しかし電話の場合、聞き取れた単語と、声の表情や息遣いなど限られた情報から推測しないといけないので、難度が高いです。音声以外の情報が多いほど、脳を省エネにできて楽です。

幸い、立ち話程度であれば、多少聞き間違えてもなんとでもなります。しかし、言質を取られるとヤバい会話は避けた方がよいかもしれません。

※後遺症で脳機能が十分に働いてないのは顕在意識周りだけだと思っていたのですが、よく考えたら聴覚情報処理もそうですね。


(3)思野狭窄

私は「視野狭窄」ならぬ「思野狭窄」なので、一度に考えられる範囲がとても狭いです。

そのため、とても簡単なことしか考えられません。ちょっと複雑なことを考えようと思ったら、まず全体の構造を考えて、次に各パーツについて考えて、最後にパーツ間の関係を考えるようにしています。さらに複雑になると2階層では足りなくて、多階層にすることがあります。

私がすぐに分類して考えるのは、そのような事情もあります。

また、あるパーツに注目しているときは、他のパーツも全体構造も思野には入って来なくなります。各パーツについて詳しく調べたくなる理由は、注目していることしか考えられないからかもしれません。

※思野が狭いのも、脳を省エネで使っているからかもしれません。