法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

考えているつもりなのに

(1)ソリティアを解く

引き続き、思考能力のリハビリとしてソリティア(正式名クロンダイク)に取り組んでいます。

ご存知のようにソリティアの画面は、真ん中に場札(1枚〜7枚の7列のカード)が、左上に山札(場札以外の24枚)が、右上に組札(マークごとにA〜K)が表示されます。きちんと解くためには、場札の横移動を見逃してはいけません。また、山札の回転具合も考慮した方が成功率が上がります。他にも様々なことを考慮しながら解いていかないといけません。

発症前は苦もなく解くことができてました。しかし発症後は、考えてるつもりでも実際にはまったく考えられてないことがよくあるので、見逃しが多くて解くのに苦労しています。どんなコンディションでもきちんと考えられるようになるために、単純思考能力のリハビリとして継続的にソリティアに取り組んでいます。

※昨年8月上旬から今日までの成功回数は5270回(試行回数27781回、成功率19%)です。


(2)複雑なことを考える

考えているつもりでも実際にはまったく考えられてなかったり、思い出そうと思ってもまったく思い出せなかったり、ちょっとしたことで記憶が飛んだりすることは、私にとっては日常茶飯事です。咄嗟の時や疲れている時は、発症後の脳の状態に合わせた使い方がまだ上手にできないからではないかと思います。

しかしひょっとしたら、健康な人でもちょっと複雑な場面になると、考えているつもりでも実際にはまったく考えられてないことが起きたりするのでしょうか。例えば、可能性を漏れなく検討しているつもりが漏れがたくさんあったり、論理的に考えているつもりが穴がたくさんあったり…

ソリティアのように単純思考がメインであれば成功率の変化から自分の調子を推測することができます。しかし、現実世界の複雑な思考では成否の判断が難しいのではないかと思います。私がソリティアが20〜30分続けてまったく解けなくて悲しくなっているのと同じような気持ちを、現実世界で何もかもうまくいかないときに味わっているのかしら… 私は複雑なことは考えられない人になってから何年も経つので、その辺りの気持ちはよくわからなくなっています。。

※今は顕在意識では複雑なことは考えられないので、代わりに潜在意識の中で十分に醗酵するのを待って、それから取り出すようにしています。


(3)苦しみを断ち切る

世の中には妄想と事実の区別がつかなくて苦しんでいる人はたくさんいるように思います。私がソリティアを解けないでいるときの苦しみと同じような気持ちを、もしも彼らが日常的に感じているとしたら… ソリティアを解き続けることは、彼らの気持ちを推測するヒントにつながったりするかしら…

思考が漏れだらけ、穴だらけなので、しっかり考えたつもりが妄想になってしまう。そのため妄想と事実の区別がつかない。妄想こそが真実だと強く思い込んでしまうので、現実世界で大きな苦悩を抱えてしまう。そればかりか周りの人を巻き込んで、たくさんの人たちに大きな苦悩を背負わせたり、たくさんの人たちの人生を破壊したりしてしまう。頑張れば頑張るほど、周りの人たちを不幸にしてしまう。。

そんな苦しみを断ち切るヒントが隠されていたりしないかな…

今夜はふとそんなことを思ったので、忘れないように文章にしてみました。