法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

感染を防ぐにはラスト・ワン・ヤードがとても大切


この動画によると、ウイルス感染経路として一番気をつけなくてはいけないのは、次の経路だそうです。

感染者 → モノ → 指 → 顔 → 体内

例えば飛沫感染にしても、感染者の口から非感染者の口に直接飛び込む確率はあまり高くないと思います。それよりも、感染者の口から周囲のモノ(衣服やマスクも含めて)にウイルスが飛び散って、それを非感染者が指で触って、その指で口の周りを触って、そこから体内に入り込んでいく、というパターンが多いようです。

接触感染にしても、感染者と非感染者が握手等をして、その指で口の周りを触って、体内に入っていくのではないかと思います。ハグをした場合も同様に、衣服→指→口→体内と移動するのではないかと思います。キスはもっと直接的かもしれません。

ウイルスは、一気に移動するというよりも、忘れた頃に(油断した頃に)ワンステップずつ移動して、最終的に体内に入るのではないかと思います。ですから、上述の経路を断つことが肝要だそうです。

感染を防ぐにはラスト・ワン・ヤード(最後の90cm)がとても重要なんだなと思いました。


この動画では、感染を防ぐために必要なことが四つ紹介されてました。

(1) 何か触った後は指先まできれいに洗う。

医療従事者等、手洗いのプロでない限り、普段の洗い方では洗い残しがあると思った方がよいようです。洗い残しがないように丁寧に洗うことが重要です。

(2) 何か触った手で自分の顔を触らない。

これが一番大事なことだそうです。顔を触りたくなったら、その前に必ず手(特に指先)を洗ってください。顔を触る癖のある人は、その癖をやめる訓練をしてください。

(3) マスクをつける。

マスクをつけると、口の周りを直接触ることができなくなるという大きなメリットがあります。口の周りを触る癖のある人でも、マスクがあればウイルスが口の周りの皮膚につくことはありません。マスクは、薬局で売られている普及品で十分だそうです(いまや店頭では滅多に見かけませんが…)。

(4) 人と会わない。

衣服や持ち物にウイルスが付着するのを防ぐことが目的だと思います。買物や通販などで入手したものは、ウイルスが付着している可能性があるので全て除菌が必要だそうです。

上述の (1)〜(3) がしっかりできるようになれば、(4) は緩くても大丈夫ではないかと思います。医療スタッフ並みの訓練を受ければ、誰と会っても大丈夫になると思います。


上記の四つは「うつされない」ための方法ですが、これを逆の視点で考えると、人様に「うつさない」ための方法が見えてくるのではないかと思います。

すなわち、感染者はウイルスを撒き散らさないことが重要で、そのためにはマスクをつけたり、モノやヒトに触れるのは必要最小限にしたり、人と会う機会を極力減らしたりすることが重要ではないかと思います。


この動画『ニューヨークのドクターが発見したコロナに感染しない4つの法則』に登場しているのはニューヨーク近郊に住む Tomoe Moore さんです。Tomoe さんが紹介しているのは、ニューヨーク市マンハッタンのセントラル・パークの東側に位置するワイル・コーネル・メディスン(医科大学)のデービッド・プライス医師のお話です(本当はもっと長いお話のようです)。

それを私なりに解釈してまとめたのがこの記事です。聞き違いや勘違いなどありましたら誠に申し訳ありません。上記の Tomoe さんの動画(8分37秒)をご覧になることをお勧めします。

英語のわかる方は David Price 医師による下記の動画(57分06秒)をご覧ください。解説欄に概要が英語で記されています。