法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

COVID19 と医薬業界

政府が提唱する「3密(密閉、密集、密接)」回避は集団感染のリスクを減らすことが目的であって、一人一人の感染を完全に断つものではありません。一人一人が「うつさない/うつされない」ためには、身の回りのウィルスの感染経路をしっかり理解して、24時間365日、抜かりなく行動する必要があります。「3密」回避しか念頭にないと、油断して却ってヤバいかもしれません。

いつだったか、毎年のように風邪で寝込んでいた時期がありました。その機会を利用して、病院、市販薬、ただ寝てる、の三パターンを三年かけて比較してみたところ、当時の結論は「ただ寝てる」が一番でした。その結論を得て以来、なぜか風邪で寝込んだことがありません。もしかしたら、「ただ寝てる」だけの方が免疫力がつくのかもしれません。それから経験と勉強を重ねて、今では病院に期待するのは大怪我への対処くらいになりました。市販薬はひとつも持っていません。

私は現代医学の動向をほとんど知らないのですが、今は COVID19 対策で医薬業界・学会は色めき立っているのではないかと思います。新たな治療法や医薬品の治験が(目的限定ながら)認可されやすく、うまくいけばそれが COVID19 鎮圧に繋がり、人類の未来に貢献できるかもしれないからです。SARS クラスの感染症の鎮圧・根絶に成功したとなると歴史に残る功績です。名誉と富に恵まれるかもしれません。そのため、COVID19 は二類感染症扱い(SARSと同じ扱い)であるべきと思っている専門家は多いかもしれません。

一方で医療現場では、医療崩壊を避けるために五類感染症扱い(インフルエンザと同じ扱い)に近付けることを望んでいるでしょうから、現場での扱いは徐々に緩んでくるのではないかと思います。葬儀、救急、警察、そのほか社会の様々な場面で、扱いが少しずつ緩んでくるのではないかと思います。

ところが政令上は二類感染症扱いのままなので、行政としては厳重な対策を取らざるをえません。とは言え、自粛要請のターゲットとなるのは、社会的立場の弱い分野が中心になってしまうのではないかと思います。ゆるゆるな自粛要請では効果が表れないでしょうから、いつまでもダラダラと自粛要請が続くことになるかもしれません。やがて何のための自粛要請かという声が大きくなるかもしれません。(そもそも公式な感染者数は実態と乖離していると思うので、効果の有無を判断すること自体、現状では大変難しいと思います)

そんなこんなで、今から緊急事態宣言/自粛要請の出口戦略を立てておくことは重要だと思います。短期決戦のつもりが長期戦・総力戦になってしまうと、本当に大変なことになると思うからです。GW が明けたら、効果の有無に関わらず緊急事態宣言を一旦終わらせて作戦を練り直すとか…


明治から昭和にかけて外国と戦争ばかりしていた時期には、戦勝報告が続くと国民の方がイケイケドンドンになって、政府も抑えきれなかったと何かで読んだことがあります。小中高の休校要請から1ヶ月余りが経ち、今や行政より国民の方が自粛要請の声が強い場合があるようです。社会的立場の弱い人たち同士で苦しめ合っていませんように…


国別の感染者数のデータを眺めていると、COVID19 と欧米式現代医療の相関関係を論じることができるのではないかと思えてまいります。すなわち、COVID19 と欧米式現代医療の常識的な対処方法は相性が極端に悪いのではないか、COVID19 の症状と思われているものの中には医原病が含まれているのではないか、という仮説です(例えば解熱剤の機序と相性が悪いのかも)。もしかしたら、常用薬のない人は家で寝てるのが一番かもしれません。

その真偽に関わらず、仮に私が COVID19 に感染した疑いがあるときは、自宅で寝込む道を選びたいです。私は肺のガス交換能力が低いので、肺炎部位が広がるとヤバいです。万一の場合には住居が事故物件にならないよう、ギリギリ直前で脱出しないといけません。理想としては、救急車の中で息を引き取るくらいのギリギリのタイミングで現代医療の管理下に入ることを目指したいです(医療を一切受けず、死亡診断のみ受けるのが目標です)。