野口整体に「活元運動」というのがあるそうです。私は「活元運動」自体は体験したことはありませんが、「活元運動」の親戚と思えるようなものは体験したことがあります。私の場合は背骨の調整運動が多いように思います。これまでの観察によると、どうやら脊椎の継ぎ目をひとつずつ順番に前後に激しく揺らしていって、様々な流れの詰まりを取っているように思います。終わるととてもすっきりします。私は人体の構造や調整方法をあまり知らないので、明らかに私の知見や技能を超えた動きです。
先日、「活元運動」の親戚を体験する機会がありました。なぜだかいつもより輪をかけて激しく動きました。感覚的には桁違いの激しさで、体が動いている最中には何が起きているのか観察する余裕がないくらいでした。あとから振り返ると、おそらく振れ幅をいつもより小さくして、代わりに振れる速度をグッと速くしたのではないかと思います(振幅を小さく周波数を高く)。そのため脊椎のどの部分をほぐしているのか自分ではわからず、ただただ激しかったという記憶しか残ってないのだと思います。終わってからもしばらく放心状態でした。
どうやら緊張感や邪心が少しでもあると、「活元運動」の動きに引っ掛かりができるようでした。それがなくなると、壊れるのではないかと思うくらいに激しく動きました。恐怖心が出ても、どこか引っ掛かりが生じるようでした。
体と心は密接につながっていると思っておりますので、脊椎をほぐすことは潜在意識をほぐすことにつながるのではないかと思っています。「活元運動」の際に激しく動くということは、それだけ私の潜在意識にいろいろと執着(ネガティヴな感情)が溜まっていて、捨て去られる(消えてなくなる)のを待っているということではないかと思います。「活元運動」のたびに少しずつ執着が消えているとしたらとてもありがたいことだと思います。
また体験したいです。