法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

ジェレミー・スタンルーム(著)「図説世界を変えた50の哲学」

ジェレミー・スタンルーム(著)「図説世界を変えた50の哲学」を読みました。著者が選ぶ哲学者・思想家50名を著者の視点で紹介する本です。

西洋哲学では『言語による思考』が神聖視されていて、『言語による思考』で扱える範囲のみを対象として世界観・人間観・宇宙観を構築しようとしている、というのが私の仮説です。

西洋哲学では、仮説を立てるときも、検証するときも、必ず『言語による思考』を媒介としているように思います。そのため、『言語による思考』の能力を超えた検証を要する仮説に対しては、地に足のついた議論を進めることを苦手とせざるを得ないのではないかと思いました。

西洋哲学が『言語による思考』を神聖視する理由は、もしかしたら西洋哲学がキリスト教神学の方法論を踏襲しているからではないかとも思いましたが、検証方法はわかりません(笑)