法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

観察世界への移行と、自由闊達な社会の実現

自然栽培で有名な木村秋則さんの著書を読みました。その本を含めて、木村さんの本はこれまでに何冊か読んだことがあります。木村さんの物語は映画『奇跡のリンゴ』(2013年)にもなっているそうです。

さて、著書を読んでの感想ですが、木村さんの農業に対する視点は「観察世界」に重心を置いているように思いました。木村さんに限らず、自然栽培を実践されている方々は、「観察世界」に重心を置かざるをえないのではないかと思いました。その土地にあった栽培方法を、観察と実験を繰り返しながら見極めては実現していかないといけないからです。ゼロベースで農業をされているからです。

それに対して、慣行栽培を実践されている方々は「信念世界」に重心を置いて農業をされているのかもしれません。誰かから与えられた栽培方法をスタートラインにしているように思えたからです。(素人の感想ですので間違っていたら誠に申し訳ありません)

農業に限らず、あらゆる分野で「観察世界」に重心を移行していくことが重要ではないかと思います。学校も同様です。それが自由闊達な社会を生み出す原動力になるのではないかと思います。