法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

参道の坂道をのぼる

古くから伝わる神社は、山の中腹に位置しているところがよくあります。長い歴史の中で麓に移転したところもあれば、現代になって交通網が整備されたところもあります。しかし中には、参道の坂道をのぼって参拝することが、多くの参拝者から尊ばれているところもあります。

坂道をのぼるときは、物理学でいう「慣性の法則」を活用して重心の「等速度運動」を心がけると、トータルのエネルギー消費量が少なくてすむのではないかと思っています。すなわち、人体の重心を一定速度で移動させるような気持ちでタッタッタッタッとのぼっていくと、意外なくらいに比較的楽に坂道をのぼって行けるように思います。

参道の坂道が石段になっている部分では、一歩一歩、ポタッポタッとのぼっている人を時々見かけます。これは、物理学的には加速・減速を繰り返しているような状態であり、また人体の重心が上下に揺れる状態でもあるので、かえってエネルギー消費量が大きくなって、トータルで見ると肉体的が疲労も大きいのではないかと思います。

足腰がある程度いうことをきいてくれるうちは、人体の重心を上下左右に揺らすことなく一定速度で動かすことを心がけながら、タッタッタッタッとのぼることをお勧めしたいです。ただし、他の参拝者と接触するととても危険なので、参道が十分にすいている場所に限定してのお勧めです。