法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

幼青壮老それぞれの発達段階

長く生きてこられた方々の日常の様子を伺ったり、幼い子どもたちの日常の様子を聞いたりするたびに、後遺症の影響が今よりずっと大きかった頃のことを思い出します。

当時は、同じ話を何度も繰り返したり、話の途中で何の話をしているのかすっかり忘れてしまったりすることがよくありました。あるいは、何かを伝えようと思っても、言葉がまったく浮かんでこなくて、口を開けただけで終わることもよくありました。また、集中力が続かなくて、ものの5分もしないうちに集中力切れになることもよくありました。

今でも、考えたつもりがまったく考えられていなかったり、思い出したつもりがまったく思い出せてなかったり、聞き取ったつもりがまったく聞き取れてなかったり、といったことがよくあります。

おかげで、幼いこどもや高齢の方々の状態や気持ちが少しわかるように思います。今から思うと、人様の心の中の動きを推察する上で、とても貴重な体験でした。