法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

脳の疲労

午前中は荷物の移動作業でした。本当は先に整理整頓したかったのですが、脳の疲労の蓄積が予想以上に大きいので、整理整頓は後回しにすることにしました。その代わり、空間の利用効率を上げるために、細々としたものは大きな段ボール箱に詰め込みました。今日はたいした作業はしてないつもりなのですが、意外と脳に負荷をかけたようです。

午後は、少し前に書いた文章の推敲をしました。読み書きのリハビリは発症以来長年続けているだけあって、屋内の整理より推敲の方がずっと楽です。どんな意識状態にすれば楽に作業できるか、(すなわち、脳内の壊れてしまった部分にあまり負荷をかけずに読み書きするにはどうすればよいか)、無意識のレベルでよくわかっているからではないかと思います。

念の為に申し添えておきますと、単にものを右から左に運ぶだけなら、ほとんど疲れません。今日のように、ひとつひとつのモノについて、どこにどんな風に持っていくかを決めたり、後で使いやすいように工夫しながら段ボール箱に詰め込んだり、場合によっては丁寧に拭き掃除したり、といった作業で若干の思考が発生するので、それが積もり積もって脳が疲れてしまうのです。

こんな風にほとんどの人にとって単純で楽な作業であっという間に脳が疲労してしまう一方で、読み書き能力だけは長年に渡るリハビリのお蔭で随分と回復しているので、文面を通して受ける印象と日常的な実態とが随分とかけ離れているかもしれません。

会議等に参加する場合や、事前に来訪がわかっている場合には、甘いものを食べてパワーアップするようにしているので元気に見えると思います。しかし、突然の来訪時や、偶然バッタリお会いした場合などには、脳が回らなくて頓珍漢な受け答えをすることがあるかもしれません。その場合には誠に申し訳ありません。

現実の私は、元気なときは元気なのですが、疲れてくるとヨタヨタ歩きになりますし、聞き取り能力が落ちたり、理解力・思考力が落ちたり、発話力が落ちたり(意味不明なことを言ったり、同じ話を何度もしたり)します。いま何をしているのか、いまどこにいるのか、記憶がポンと消えることもあります。残念ながら私自身ではどんな失敗をしたのか認識できないことが多いので、笑い話集を作ることはできません。

日々の暮らしを思い出してみると、たくさん食べた後はヨタヨタ歩きになりがちです。もしかしたら消化のために内臓に血液を送ることで手一杯で、手足の筋肉に十分な血液を回す余裕がないのかもしれません。そんな常識外れな症状をいっぱい抱えています(笑)