法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

人体は発熱装置付きの水袋

人体は、喩えるなら発熱装置付きの水袋だと思います。水袋をいかに効率よく温めるか、そして発熱装置の能力をいかに引き出すか。電気暖房(電気座布団+電気湯たんぽ+電気毛布)だけで快適に冬を過ごすために、毎年工夫を重ねています。

普段はじっと座っているだけなので、椅子や空気を通して体熱は刻々と放出されています。そのため、温め方が少ないと体を冷やしてしまいます。かと言ってあまり温めすぎると、低温やけどの原因になりかねません。また、必要以上に温めると、人体による発熱量が落ちて却って寒くなることがよくあります。

したがって、暖房器具の温度調整はこまめに正確に行う必要があります。特に電気湯たんぽは、温めるのに少し時間がかかったり、時間とともに徐々に温度が下がったり、十分に温度が下がらないと再加熱できなかったりで、使いこなすには「慣れ」が必要です。

暖房器具の温度調整に神経を使わなくてはいけない一方で、プログラミングや作文等の頭脳作業にも集中しないといけません。2年前に電気暖房器具を使い始めた頃は、作業に集中するあまり、暖房器具の温度調整に失敗して、時々寒い思いをしてました。また、太ももの上に置いている電気湯たんぽをうっかり落とすことがよくありました。しかしやがて慣れてきて、今では特に意識しなくても、なんとなく温度調整できています。

おそらく、顕在意識からは見えないところで、誰かが暖房器具の様子を監視してくれているのではないかと思います。本当にありがたいことだと思います。その代わり、暖房器具を使いこなすコツは、顕在意識のレベルでは把握できてないので、文章にすることができません。

実は半身浴の追い焚きタイミングのコツも、顕在意識のレベルではまったく把握できてません。暮らしの工夫の中で顕在意識で把握できることは、案外と少ないのかもしれません。