法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

チャリ散歩は速すぎず遅すぎず

先日のチャリ散歩で、敢えて普段よりゆっくり往復してみたところ、却って足腰に疲労が残りました。

これは推測ですが、自転車でゆっくり漕ぐと、ペダルを踏む強さに大きなムラができるのではないかと思います。右足を踏み込むときに前進する力が働いて、右足が後ろに移動するときは前進する力がなくなって、次に左足を踏み込むときに前進する力が働いて、左足が後ろに移動するときは前進する力がなくなって。。こんな風に、前進する力が働いたり消えたりしているのではないかと思います。

もちろん、普段通りの速度で走っているときもペダルを踏む強さにムラはあるのですが、ムラの間隔が狭いので、自転車の速度への影響が小さいのではないかと思います。ところが、ゆっくり走ると、ムラの間隔が大きくなって、自転車の速度が微妙に速くなったり遅くなったりしてしまうのではないかと思います。見方を変えると、微妙に加減速を繰り返す状態になってしまうのではないかと思います。

加減速を繰り返しているということは、エネルギー・ロスが大きいということでもありますので、普段以上に足腰の筋力を使わざるを得なくなるのではないかと思います。移動距離が小さいうちは問題ないのですが、チャリ散歩のようにそこそこ距離を走る場合には、足腰に疲労を残してしまうのではないかと思います。

こんな風に考えてみると、チャリ散歩で足腰の疲労を小さくするためには、物理学でいうところの「慣性の法則」を利用して、できるだけ「等速度運動」に近づけるような走り方をするとよいのではないかと思います。これはちょうど、山の中腹に位置する寺社に徒歩で参拝するときに、参道の坂道を「等速度運動」を心がけて往復した方が楽なのと同じではないかと思います。

おそらく世間の常識とは異なる意見だと思いますが、チャリ散歩で疲れを小さくしようと思ったら、歩く速さの2〜3倍くらいを心掛けた方がよいのではないかと思います。

(あまり速すぎると、安全運転のためのブレーキが多くなって、大きな加減速が発生しやすくなるのではないかと思います。また、速すぎると筋力不足で足腰の疲労が大きくなるかもしれません。したがって、どのくらいの速度の範囲がよいかは、人それぞれ、場所それぞれではないかと思います。2〜3倍というのは、私のチャリ散歩における速度です。)