法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

晩秋

今日から旧暦九月、伝統的な文芸世界の表現では今日から晩秋です。

街路樹もところによっては落葉が見られるようになりました。

秋の風は意外と体を冷やすようで、チャリ散歩では普段着より厚着をしないといけなくなりました。出発時点では暑苦しく感じても、帰宅する頃には厚着不足だったように感じるくらいです。下り坂の風も、これから段々と厳しくなっていくことと思います。

私は血行が悪いので、気温の変化に合わせて体や脳の基礎能力が変動します。それに合わせて体や脳の使い方を変えていかないといけません。日々の暮らしは基礎能力の組み合わせで成り立っているので、仮に基礎能力の変動に上手に適応できたとしても、トータルでできることはどうしても季節によって変動します。例えば文章を書くにしても、夏の気温であれば思ったことを日本語に変換することは比較的簡単でしたが、最近は調子のよい日でないと思ったように作文できません。肉体作業も抑え気味です。

チャリ散歩を始めた頃は、加減がわからず、うっかり足腰に負荷をかけすぎたことがありました。いつだったか長い坂をゆっくりと上ってから2〜3日ほど、両膝がダルい日が続いたことがありました。両膝がダルいと一歩一歩が思うように歩けないからでしょうか、何をするにしてもやる気が湧いてきませんでした。身体のあちこちに不自由なところを抱えている人は、肉体面だけでなく、精神的にも大変なのかもしれないなぁ…と思いました。


ところで、以前聞いたお話によると、伝統的な文芸世界では、旧暦七月・八月・九月はそれぞれ初秋・仲秋・晩秋と表現するそうです。

ちなみに「仲秋」の『仲』は春夏秋冬を三分したときの真ん中を意味するそうです。また、「中秋の名月」の『中秋』は「旧暦秋のど真ん中の日である旧暦八月十五日」という意味だそうです。「仲秋」と「中秋」は漢字は似てますが、意味は異なるようです。

※旧暦ではなく、二十四節気に基づく季節表現を用いる分野もあるかもしれません。