法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

立冬

今日は立冬。秋が極まって、これから冬が立ちあがろうとする時節です。

大自然では粛々と冬への移行が進められていることと思います。しかし、人間界は鈍感です(笑)。自然豊かな地域に住む人々は季節の移り変わりに敏感かもしれませんが、都会に住んでいると商業施設の装飾と外気温の変化でしか季節を感じることができないかもしれません…

都会の季節感が大自然とはあまり連動していない理由は、大きく分けて3つあるのではないかと思います。

ひとつめは、都会では屋内外のいたるところに照明が設置されているので、朝から夜までいつでもどこでも明るくて、太陽高度を気にする必要がないことです。自然豊かな地域では、屋外照明は限定的でしょうから、夏至冬至を強く意識しながら暮らしているのではないかと思います。

ふたつめは、都会では屋内・構内・車内等の冷暖房が普及しているので、外気温を意識する機会が少ないことです。外気温を強く意識するのは、通勤・通学・買物等で屋外を移動するときのみかもしれません。

みっつめは、都会では季節ごとの動植物の変化を目にする機会が限られていることです。田舎であれば、カエルやトンボの大群がいたり、田畑の作物の変化を日々目にしたりしながら暮らしていることと思います。しかし、都会では街路樹や花壇の変化を目にするくらいではないかと思います。

都会の暮らしは便利すぎて、大自然の運行からすっかり切り離されてしまっているのかもしれません。はたして、幸せなことなのか、不幸せなことなのか…