法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

ドロドロの奥へ、コツコツゆっくり

(1)サイ

サイ(犀)は大型の動物で、体長は軽自動車からコンパクトカー未満くらい(310cm〜420cm)で、高さは人間の大人より高いくらい(170cm〜200cm)で、体重は1.5t〜3.5tくらいだそうです。

大型なので人間社会との共存は難しく、また密猟も多いため、絶滅の危機にあるそうです(生息域はアフリカ大陸と、インド北部から東南アジアにかけての地域のみ)。雄は広大な縄張りの中で単独で暮らすそうです。草食で夜行性だそうです。

仏典『スッタニパータ』では「犀の角のようにただ独り歩め」と説かれているそうです。インドサイは角が1本しかなく、また単独で暮らしていることから、犀の角に喩えられたのかもしれません。また、仏典『涅槃経』では「自らを拠り所とし、法を拠り所として、他を拠り所とせずに生きよ」という趣旨のことが説かれているそうです。意味するところは犀の角の喩えに近いように思います。


(2)ドロドロの奥へ

先日書いたように、多くの人の心の中は、ドロドロ感情(心の傷・欲望・煩悩)と、ハリボテ世界(想像・常識・噂話等)と、ペルソナ仮面(TPOに合わせた振る舞い)の三重構造になっているのではないかと思います。(意図するところが伝わりにくい表現ですね、すみません…)

この中で、多くの人の関心はハリボテ世界にあるのではないかと思います。世の中には大量の情報が出回ってますし、相談先もたくさんあることと思います。(一般的な道徳の話は、この部分に相当すると思います)

一方、私はドロドロ感情や、さらにその奥にあるものに興味があります。言い換えると、世間の多くの人は顕在意識で扱えることに興味があるのに対して、私は潜在意識の中で蠢いていることに興味があります。そのため、常識や噂話にも、一般的な道徳にも、あまり興味がありません。


(3)コツコツゆっくり

興味の対象がマイナーだと、情報源は限られてますし、相談できる人も滅多にいません。自分で探求するしかありません。まさに「犀の角のようにただ独り歩め」です。まさに「自らを拠り所とし、法を拠り所として、他を拠り所とせずに生きよ」です。

独りで探求していると、どうしても間違いは多いですし、回り道も多くなると思います。根気も時間も必要です。幸い、このようなやり方には慣れてます。(むしろ、既存の理論を正確に身に付けることの方が苦手です)

自分自身が納得できるレベルに達するには長い年月が必要かもしれませんが、コツコツ続けるしかありません。ゆっくり探求していければと思っています。


(4)ぬるい作文

今年の夏の作文は、あらかじめあらすじのメモを作成してから作文するようにしてました。それまでは、潜在意識から上がってくるにまかせて作文していたので、ちょっとした進歩かもしれません。ただし、あらすじは潜在意識から上がってくるにまかせていたので、あまり大きな進歩ではありません(笑)

ところが、秋の気温になって、あらすじのメモから作文を起こすことが難しくなってきたようです。実は昨日は、リハビリ作文が文章としてまとまりそうになかったので途中で放棄しました。また、スタミナが落ちてきたのか、集中力が続かないこと多くなってきました。

俗に「暑さ寒さも彼岸まで」と申します。これからは秋の気温に合わせて、ぬるい作文が多くなってくると思います。