法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

食品ロス

(1)居酒屋

以前、居酒屋での宴会に何度か参加したことがあります。

食べ物を注文すると、キャベツの千切りの上にメインの食べ物が乗って出てきました。まず上に乗ってるメインの食べ物から少しずつ食べて、さて次はキャベツだと食べ始めたら、気がつくとお皿ごとなくなっていました。また別の食べ物を注文しても、同じことが起きました。お店の方針で、キャベツだけのお皿を店員さんが回収していたのかもしれません。キャベツを食べてる暇があったら、次の料理を注文してね、ということなのかもしれません。

宴会が進むと、みんな箸が進まなくなって、テーブルの上に食べ残しのあるお皿がいくつか並んだ状態になります。私は食べ残すのは好きではないので、終わりの時間が近付くと、残ったものを少しずつ食べる癖がありました。そうやって食べ残しをなくしていくと、誰かが新たな注文をしてお皿が増えています。それも残したくないので食べるとまた誰かが新たな注文をします。どうやら、敢えて食べ残しを作っているようでした。

そんな経験を何度かして、居酒屋での宴会には参加しないことにしました。元々、歓送迎会以外の宴会には参加する習慣がなかったので、人生の中のほんの一時期の経験でした。たまたま食品ロスの多い宴会ばかり選んで参加していたのか、どこの宴会もそうなのかは、わかりません…

はたして、人間と食べ物は幸せな関係にあるのでしょうか?


(2)米価下落

報道によると米価が大きく下落しているそうです。

外食需要低迷が大きな理由とのことですが、代わりに自宅等での食事が増えるでしょうから、米需要全体が大きく減る理由にはならないのではないかと、ちょっと不思議に思っています。

ひょっとしたら、自宅でお米を食べる人は少ないのでしょうか。

それとも、外食産業では念の為にと多めに米飯を炊いて、余ったら廃棄しているのでしょうか。あるいは、米飯を出しても完食する人は少なくて、残った米飯は廃棄しているのでしょうか。その廃棄ロス分の需要が消えたことが、米価下落の原因なのでしょうか… 言い換えると、これまでは外食産業の廃棄ロスが米需要を嵩上げしていたのでしょうか…

(本当の理由は調べられてません…)


(3)食品ロス

下記の環境省農林水産省の共同推計によると、平成30年度(2018年度)の日本国内の食品ロスは約600万トンだったそうです。単純計算すると、一人あたりなんと年間約50kgです!(体重と比べてみましょう…)

内訳を見てみると、家庭約276万トン、事業者約324万トン。事業者の内訳は、外食産業約116万トン、食品小売業約66万トン、食品卸売業約16万トン、食品製造業約126万トンだそうです。外食産業による食品ロスは全体の約2割にすぎないようです(一人あたり年間約10kg)。

食品業界内では、食べ物が「規格内外」「機会損失」「廃棄ロス」の文脈で語られているようです。

人間にとって食べ物とはなんでしょうか?

※「食品ロス」は食べられるのに捨てたもの、「食品廃棄物等」は食べられる・食べられないに関わらず捨てたもの、だそうです。

下記は、行政による食品ロス関連サイトです。