法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

振り返りと五戒

(1)振り返り

昨日 9/8(水) の作文は、現状を改めて振り返るよい機会となりました。

やはり、興味を持って継続的にリハビリに取り組んでいることは、能力がぐんぐん伸びてます。逆に、興味を十分に持てないことはほとんど伸びてません。もっとも、ぐんぐん伸びるからこそ興味を維持できるという側面もあるので、能力がぐんぐん伸びていることは、伸びるべくして伸びたと考えることもできるように思います。

各種能力間には依存関係があるので、会話能力のように総合力が必要とされるものは、どうしても後回しになってしまいます。まずは、聞き取り力、短文理解力、思考力、短文構築力、発話力などなど、必要な能力がリハビリを通してある程度回復してから、ようやく会話能力のリハビリに取り組むことができるようになるからです。今はまだ単純で表面的な会話しかできませんが、発症直後と比べると飛躍的に回復しているので、とてもありがたいことだと思っています。


(2)考えない

私は顕在意識の思考能力が低いので、簡単なことを少しずつ考えることしかできません。そのため、余分なことを考えない方が、楽に暮らしていけます。持ち物も習慣も少ない方が楽に暮らしていけます。

私はいつの間にかインドの伝統的な五戒に興味を持つようになりました。一般には道徳律とされているようですが、私には楽に暮らすための実践的な知恵のように思えます。おそらく、五戒を守ると意識の焦点がマインドから離れていく効果があるのではないかと思います。私にとっては「願ったり叶ったり」の状態です。

私のように日本の常識から外れてしまった人は、楽に暮らそうと思えば思うほど、日本の常識からますます遠ざかってしまうしかないのかもしれません。


(3)五戒

ちなみに、ジャイナ教やヨーガの五戒は、下記の5つだそうです。

  • Ahimsa(非暴力)
  • Satya(真実語)
  • Asteya(盗まない)
  • Brahmacharya(清らかに暮らす)
  • Aparigraha(持たない)

私インドの伝統に疎いので、私なりの解釈で取り組みたいと思っています。


(4)ブラフマチャリヤ

以下は、今日の本題とは関係のないメモです。

インドの伝統に「四住期」があります。人生を学生期・家住期・林住期・遊行期の四つの段階に分けて、定められた通りに生きていくそうです。ひとつめの学生期は、インドの言葉ではブラフマチャリヤというそうです。前述の五戒の4番目と同じ名前です。

ブラフマチャリヤは「ブラフマ」と「チャリヤ」からなる言葉です。「ブラフマ(真我)」に従う、のような意味になるそうです。すなわち、学生期にブラフマに従うことを学び、五戒でブラフマに従うことを課す、と解釈できるのではないかと思います。

インドではブラフマはとても重要な概念のようですが、私にはまだ難しいです。