法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

ゆったりか、矢継ぎ早か

手続きのため申請書等を作成しなくてはいけない場合、スタッフがそばについて助けてくださることがあります。そして、ひとつひとつの項目について、説明してくださったり、質問されたり、指示されたりします。その際、やや複雑な質問を受けることがあります。

私は複雑な質問は一度聞いただけでは理解できないので、頭の中で録音を再生して(ときには2〜3回再生して)、理解できた範囲で答えるようにしています。十分に理解できない時は聞き直します。また、適切に答えるためには、必要なことを思い出すための時間と、考える時間と、答えを組み立てる時間が必要です。そのため、質問に対する反応時間がどうしても長くなってしまいます。

私のような人に対するスタッフの応対には、大きく分けて2種類あるように思います。

ひとつめは、そこから先の会話をゆっくりしてくださるスタッフです。こちらの理解速度、思考速度に合わせて、ゆっくりめに質問して、こちらが回答できるまでゆったりと待ってくださるスタッフです。このように応対してくださると、とてもありがたいです。

ふたつめは、発話速度も間合いも同じままで、代わりに質問や指示を細かく矢継ぎ早にされるスタッフです。そのような応対が適切な方もいらっしゃるからそのようにされているのだと思いますが、幸か不幸か私にとっては目まぐるしくなるばかりで、却ってなにがなにやら分からなくなってしまいます。 (即答が求められるので、頭の中の録音を再生する時間も、ゆっくり思い出したり考えたりする時間も、ちょっと休憩する時間もなくなってしまうからです)(即答できないと次の質問がすぐに来るのです)

喩えるなら、健全な人は最新式のスマホのように動画もゲームもサクサク処理できますが、私のように脳がポンコツな人は昔々のガラケーのようにテキスト表示で精一杯で、荒い画像を表示する場合ですらゆったりと待っていただかないといけないのです。

おそらくは、健全な人から見ると私は手間のかかる面倒な人だと思います。どうもすみません。