法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

備忘録:古賀茂明「経産省を解体せよ」

子どもの頃、日本の官僚は優秀だと習いました。しかし大人になって見聞きした事例では、官僚はちっとも優秀ではありませんでした。産業界の足を引っ張る存在でした。逆に官僚から見向きもされない分野が伸びてました。ひょっとしたら、官僚が足を引っ張ってもびくともしないくらいに産業界が力強く成長していた時代の記憶が、不正確な形で伝わっているのかもしれません。

官僚の仕事には、必要なもの、不要なもの、害悪でしかないもの、いろいろあると思います。必要なものだけ残して、あとはやめてしまった方が、日本にとってハッピーなのではないかと思います。人々の暮らしが改善して、国際競争力が高まって、政府の財政も改善して…

そんな大胆?なことを思っているものですから、省庁は大胆に再編して欲しいものだと思いながら読みました。

人事面では、政府が様々な立場の人たちの気持ちが理解できるよう、出身家庭の多様性を重じて欲しいなと思います。特に社会的弱者とされる家庭出身の官僚が増えるといいなと思います。「逆境育ちの方が伸び代がある」と言えれば、積極的に採用できるんじゃないかな…

下記記事より『思えば経産省の黄金期は護送船団方式などの産業政策で、日本の高度経済成長を実現してきた1980年代初頭頃まで。それ以降はこれといった新しい産業政策を打ち出せず、失敗続きで地盤沈下を続けてきた。』『その象徴が日本企業の国際競争力の低下だ。』『はっきり言おう。経産省はもはや、有効な産業政策を打ち出せる組織ではない。ならば、経産省解体を前提に、その業務を整理・再編することを考えてみてはどうだろう?』