法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

ベートーヴェン交響曲第9番 「合唱付き」

今日はベートーベンの第九を続けて聞いてます。200年くらい前の作品なので、キリスト教の影響を強く受けていることと思います。このところ、西洋古典音楽を聞きたい気分の日が続いています。曲の背景を学ぶことを通して、キリスト教の真髄を少しでも理解できればと思っています。

第四楽章の「歓喜の歌」はシラーの詩が元になっているそうです。訳詞を眺めているうちに、キリスト教における「神への愛」と「隣人への愛」が歌われているのではないか、と思うようになりました。

キリスト教徒にとっては「神への愛」と「隣人への愛」は極めて重要な教えでしょうから、敢えて意識しなくても自然に湧き上がってくるものではないかと思います。シラーもベートーベンもとりたてて意識してなかったかもしれません。むしろ歌詞の中の別のテーマを重視していたかもしれません。「歓喜の歌」を理解するためには、キリスト教についてもっともっと学ぶ必要がありそうです。しかしキリスト教の門外漢である私は、まずは「神への愛」と「隣人への愛」について理解を深めたいと思います。

新約聖書の中で「神への愛」と「隣人への愛」についての記述としては下記部分が有名なようです。

マタイによる福音書 第22章 第37〜40節 より『イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。』