法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

怒りや憎しみを捨てて愛や慈悲に生きる

古今東西、世界は様々な争いで満ちています。

何十年にも渡って戦争状態が続き、隣人同士が憎みあい、殺しあいを重ねてきた地域に平和をもたらすには、双方が報復や敵討ちをやめる決心をして、力を合わせて生活基盤を復興していくことが求められると思います。その実現にあたっては第三者の想像を遥かに超えた大変な苦労が伴うことと思います。

同様に、意見や利害の不一致で激しく対立していた人たちが協力関係を築くには、これまでの経緯を棚上げにして、建設的な議論と行動を積み重ねていくことが求められると思います。その実現にあたっても当事者にしかわからない大変な苦労を伴うことと思います。

怒りや憎しみは、一時的な勝ち負けをもたらすことはできるかもしれません。しかし双方に大きな禍根を残し、新たな怒りや憎しみを生み出し続けて、様々な形で争いが続いていくことと思います。

本当の平和をもたらすことができるのは、愛であり慈悲であると思います。積年の怒りや憎しみを無条件の愛や慈悲に変えていくためには長い年月と多大な努力が必要かもしれません。しかしそれだけの価値はあると思います。

苦難を乗り越えて、怒りや憎しみをすっかり捨て去って、無条件の愛や慈悲に生きることはとても重要なことだと思います。