法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

COVID19 の感染者数 (4)

感染者の検出に使われる PCR 検査の検出率は7割前後と何かで読みました。実際の検出率は様々な要因で変化するでしょうし、担当者の熟練度も影響するかもしれません。ですから、実際にはもっと低いかもしれませんし、逆に高い場合もあるかもしれません。

PCR 検査は偽陰性率が高いことから、感染が疑われる人を検査する際には、仮に陰性と判定された場合でも(COVID19の場合は)2週間隔離して、改めて PCR 検査して陰性だった人だけが、晴れて陰性者として解放されるというのが本来の姿だったと思います。

ところが、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客が下船した際、他国では帰国者を2週間隔離して再検査したにも関わらず、日本は下船時に陰性だった人はすぐに帰宅できました。国内で感染者が検出された場合には濃厚接触者も感染の可能性ありとして PCR 検査されますが、陰性だった人は(2週間隔離して再検査ではなく)即解放されているのではないかと思います。また、入国者に2週間待機を要請し始めたのは比較的最近だったように記憶しています。現在、帰国者は自費で2週間自主隔離することになっているそうですが、資金的な問題から自主隔離せずに帰宅する人がいるようです。

すなわち、日本政府には感染の疑いのある人をきちんと隔離しようという意思はなく、国内に感染が広まることをしっかり抑制しようという意思もないのではないかと思います。できる範囲でやればよい、漏れがあっても問題ない、と考えているのかもしれません。したがって国内はすでに、感染経路を追跡調査できない人が多数現れても当然の状況にあると思います。

DP で起きたことは JP でも起きる。それはもう仕方のないことだと思っています。