法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

十牛図の解釈は十人十色

先日、禅僧のエッセイを読みました。禅の悟りの十段階を10枚の図と詩で表した「十牛図」にまつわるエッセイでした。そのあと、ネットでも「十牛図」の解説を探して読んでみました。

禅の悟りは人によって違うようで、例えば「十牛図」の解釈は十人十色なようです。はたして禅の悟りは奥深すぎて「群盲象を評す」のような状態にならざるをえないのか、はたまた本当に悟った人に巡り会うのは「盲亀浮木」の喩えの如く途轍もなくありがたいことなのか…

しかし考えてみると、私には本当に悟った人かどうかを見分ける能力は圧倒的にありませんし、仮に悟った人のお話を聞いたとしてどのくらい理解できるかもわかりません。ですから、いまの私が魅力を感じる人、いまの私から手の届くところにいる人、という観点から選ぶのが一番よいのかもしれません。