傍目には「憎しみの連鎖」を断つことの必要性は誰の目にも明らかだけど、
当事者には「憎しみの連鎖」を育むことこそが重要に見えてしまう。
それは世界規模の戦争でも町内の諍いでもまったく同じだと思う。
果たして政治家や宗教家に「憎しみの連鎖」を断つことができるのか。
優れた救世主が現れれば「憎しみの連鎖」を断つことができるのか。
誰かに頼る代わりに、一人一人が自らの心の中から憎しみを消し去れば、
そして地球上の数十億人みんなが自らの心の中から憎しみを消し去れば、
「憎しみの連鎖」を確実に断つことができる。
だからまずは、自らの心の中から憎しみを消すことが重要ではないか。
どんな些細な憎しみも怒りも断ち切ってしまうことが重要ではないか。
一人一人が憎しみや怒りから離れることが町内の平和を実現し、
国の平和を実現し、世界の平和、宇宙の平和を実現すると思う。
「憎しみの連鎖」を断つことはゴールではなくスタート地点。
「憎しみの連鎖」を断ってはじめて建設的な対話が始まる。
