法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

山崎直子(著)「夢をつなぐ 山崎直子の四〇八八日」

山崎直子(著)「夢をつなぐ 山崎直子の四〇八八日」を読みました。1999年2月10日に宇宙飛行士候補者試験に合格してから2010年4月20日ISSから地球に帰還するまでの4088日間の記録です。

淡々と書かれてますが、宇宙飛行士になるための訓練は座学も実技も言葉では表現できないくらい厳しいものだったのではないかと思います。30代のほとんどを宇宙飛行士になるために捧げるという決断は、大きな成果をあげるための勇気ある選択だったと思う一方で、肉体的にも精神的にも相当な無理を重ねる結果にもつながったのではないかと思います。きっとご本人だけでなくご家族も大変な思いをされたことと思います。ミッション後の笑顔の影にはたくさんの苦楽の思い出があったのではないかと思います。

これは山崎直子さんだけでなく、他の宇宙飛行士も地上スタッフも同様なのではないかと思います。一人一人の胸には十人十色の物語が秘められていることと思います。それをひとつひとつ紐解けたとしたら、とても興味深いお話をたくさんうかがえるのではないかと思いました。

早いものでアポロ11号(1969年7月)から50年が経ちました。山崎直子さんが生まれたのはその翌年のことだそうです。