法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

身体は間違えない

身体の状態を一番よくわかっているのは身体自身だと思います。だから身体のことは身体にまかせるのが一番だと思います。顕在意識は身体のことをほとんどわかってないと思います。役割が違うからです。

例えば風邪をひいたとき、発熱したり身体が怠くなったり食欲がなくなったりしますが、すべて身体自身の判断によるものだと思います。よく言われることですが、いずれも身体が持つ能力やエネルギーを効率よく自己治癒に振り向けることが目的だと思います。ですから、無理やり熱を冷ましたり身体を動かしたり食べたりするのはよくないことだと思います。病気のときによく眠るのも同じ理由からだと思います。

同様に、体調悪化や大怪我などの緊急事態に意識を失うことがありますが、身体の判断により必要があって顕在意識を休眠状態にするのだと思います。顕在意識が活動していると、混乱のあまり無駄に心身が緊張したり、無駄に身体を動かしたり、事態を悪化させるような行為を重ねたりしがちです。緊急事態に身体自身が存分に自己治癒力を発揮するためには、顕在意識に休眠してもらった方が効率がよいからではないかと思います。

ただし、身体には身体外のことはわからないので、周囲の状況によっては危機回避が完了するまでは顕在意識に活動してもらわねばならない場合があるかもしれません。(否、もしかしたら潜在意識は全てを理解していて、その上で顕在意識を休眠させるべきかどうかの判断をしているのではないかと思います。ですから必要が生ずれば顕在意識を起こしてくれると思います。また、意識を失って倒れるときも、潜在意識は周囲の状況をきちんと認識した上で怪我なく安全に倒れるよう取り計らってくれていると思います。ですから倒れるときは、潜在意識による危機回避動作を顕在意識が邪魔することのないよう、極力脱力してすべてをおませかするのが一番だと思います。)

瞑想とは、意図的に顕在意識の活動を低下させて、しばらくの間、身体や潜在意識の深遠な働きに全てを委ねる行為なのかもしれません。その間、心身の治癒や調整も行われているのではないかと思います。瞑想法によっては活元運動が生じる場合があるのは、そのためではないかと思います。そう考えると、瞑想は心身にとってとても大切な時間なのかもしれません。睡眠とは異なる役割を持つ大切な時間なのかもしれません。