千野祐子(著)「Travel Guide Book - Amazing Cuba 自然と暮らしを巡るキューバガイド」を読みました。首都ハバナを中心に、キューバ各地の観光情報が紹介されています。著者は在キューバ共和国日本国大使館の元職員とのことで、キューバ各地の様子や事情にとても明るく、また取材協力者もキューバ内外にたくさんいらっしゃるようです。
観光情報にまじって、アフリカにルーツを持つキューバの人々の信仰が紹介されてました。カトリック教会からは「サンテリア」と呼ばれているそうですが、信徒からは「Regla de Ochá」「La Regla de Ifá」「Lucumí」などと呼ばれているそうです。この紹介記事（p.34〜37）の著者・越川芳明さんは、なんとサンテリアの司祭の資格を取得されているそうです。サンテリアについては、越川芳明(著)「あっけらかんの国 キューバ ～革命と宗教のあいだを旅して～」で詳しく紹介されているようです。
キューバには日本の近未来のヒントがたくさん詰まっているような気がして、キューバの本を見つけるとつい手に取ってしまいます。この本にはキューバの観光情報だけでなく文化・風習も併せて紹介されていたので興味深く読みました。
