法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

憲法記念日

日本国憲法が昭和22年(1947年)5月3日に施行されてから71年が経ちました。施行当時は第二次世界大戦直後で、冷戦体制確立に向けて世界情勢が大きく変動している最中でした。現行の形で日本国憲法が生まれたのは、激動する国際情勢の中で絶妙なタイミングで制定されたからだと言っても過言ではないように思います。

日本国憲法には日本の基本理念と統治権司法権立法権・行政権)の形が定められています。日本国憲法は最高法規であり、また硬性憲法でもあるので、決して曲げてはいけない基本原則だけが書かれているものと思います。したがって、日本国憲法の中で事細かく定められている分野は、日本社会において基本を守り続けることが特に難しい分野であり、うっかり油断して踏み躙られてしまうことのないよう、硬性憲法の中に明文規定されていると考えることができると思います。言い換えると、日本国憲法で事細かく定められている事項は日本社会が自体共に認める弱点と言ってもよいのではないかと思います。(もしかしたら他国の憲法でも同様なのかもしれません)

ところで日本国憲法第98条では、日本国憲法は日本国の最高法規とされています。ところが実際には日本の法律も憲法日米地位協定には叶わないという現実があるようです。朝鮮戦争終戦が目指されているいま、日本国憲法を名実ともに日本国の最高法規に位置付けるべき時期が近付いているのではないかと思います。

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