法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

らしくないもの

現代の日本では、目の前の『事実』を軽視して、思い込みに基づく『想像』を重視する人が多いように思います。もしかしたら「一を聞いて十を知る」を実践しているのかもしれませんが、実態としては「一を聞いて十も百も妄想する」となっていることが多いのではないかと思います。

その結果、「○○らしさ」のド真ん中で生きている人にとっては忖度が適度に効いた暮らしやすい社会になっているのかもしれません。しかし「○○らしさ」から外れている人にとっては、何かと面倒なことの多い社会になっているように思います。だからでしょうか、新しい風は「○○らしく」ない人から吹いてくるように思います。

「○○らしさ」が求められのは人間に対してだけでなく、あらゆる場面であらゆる物事に対して求められているように思います。そして「○○らしさ」から外れているというだけで非難の対象になることすらあるようにも思います。

私は天邪鬼なのでしょうか、「○○らしく」ないものを作っていきたいと思っています。既存の思い込みをひとつひとつ外していって、既成概念とは大きく異なるものを作っていきたいと思っています。本来なら「○○らしい」かどうかはモノ作りにおいて本質的なことではないと思いますが、そこを敢えて「○○らしく」ないものを作っていきたいと思っています(笑)