(1)思い込む
人は様々な思い込みを抱えて生きています。
思い込み通りにものごとが進んでいるときは機嫌がよいのですが、思い込み通りにならないときは感情的になって、怒りが湧き上がったり不安に苛まれたりするようです。
(2)繰り返す
なかには、思い込み通りにならないときには、同じことを何度も繰り返し実行して、思い込み通りの結果が得られるまでひたすら頑張るタイプの人がいるように思います。
例えば、失敗すればするほど同じ方法に固執してひたすら繰り返したり、「できる」はずのことが「できない」人がいると「できる」まで繰り返させたりする人がいるように思います。
本来であれば、失敗の原因を分析したり、できない理由を分析したりした上で、次の行動を考えるべきではないかと思います。例えば、ちょっとした工夫や助言で状況を大きく改善できることは多いのではないかと思います。あるいは、そもそも不可能だと判明することもあるかもしれません。
しかし、思い込みが強いと「失敗すること自体が間違い」「できないこと自体が間違い」としか考えられなくて、同じことを何度も繰り返してしまうのかもしれません。
(3)得意を伸ばす
その結果、根性論が幅をきかしたり、弱い者いじめが正当化されたりするのかもしれません。
しかし実際には、Aさんには超簡単なことでもBさんには不可能だったり、逆にAさんには不可能なことでもBさんには超簡単だったりすることは、よくあることだと思います。
できないことや苦手なことに注目するのではなく、できることや得意なことに注目すると、世の中がまったく違って見えてくるのではないかと思います。
(4)「はず」を疑う
プログラムのデバッグでは、自分の中にある「○○なはず」を洗い出して調査すると、すばやく解決することが多いように思います(もちろん、適切にデザイン&プログラミングされている場合の話です)。
同様に、思った通りにならないときは、自分の中にある「○○なはず」を疑って検証すると、解決が早いかもしれません。