法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

グレーゾーンの創意工夫

(1)限界値は人それぞれ

心身には様々なパラメータがあって、その限界値は人によって少しずつ異なります。

現代社会は、標準的な限界値を持つ人を念頭に置いて設計・構築されています。それと同時に、限界値が著しく低い人たちも現代社会で暮らしていけるように、様々な工夫がなされています。そのおかげで、多くの人が快適に暮らすことができています。

ところが、世の中には標準的な限界値よりずっと低いものの、著しく低いとまでは言い切れない人たち、すなわちグレーゾーンに位置する人たちがいます。そのような人たちが現代社会で暮らしていくためには、日々の暮らしの中で様々な工夫を重ねていかねばなりません。

グレーゾーンの人たちが、どのような場面でどんな風に困るかは、人それぞれです。また、年月とともに限界値は変化するので、それにつれて困り方も変化します。そこで、それぞれの人が自分にあった対策を見つけていかないといけません。


(2)限界値を超えない暮らし方

私の場合は、体力も脳力もできるだけ使わない暮らし方、より正確には、必要最低限しか使わない暮らし方が重要になります。その際、身体の使い方を上手に工夫して、さらには体内の各パーツに上手に負荷分散して、それぞれのパーツの限界値を超えないようにする工夫が必要になります。そのため、個々の作業ごとに工夫を重ねる必要があります。

例えば、文章の読み方、文章の書き方、言葉の聞き取り方、言葉の話し方、風呂の入り方、思考の進め方、道具の使い方、荷物の運び方、買い物の仕方、歩き方、自転車の乗り方、自動車の運転の仕方、などなど、さらには状況ごとにたくさんの工夫が必要になります。

これまでにたくさんの試行錯誤と創意工夫を積み重ねてきたおかげで、今の暮らしがあります。これからも、暮らしの幅を広げていくためには、たくさんの試行錯誤と創意工夫が必要になります。


(3)常識はずれ

たくさんの試行錯誤と創意工夫の結果として、おそらく私は、世間一般の常識とは大なり小なり異なる常識に基づいて暮らしているのではないかと思います。

どのくらい異なるかは、私にはわかりません。ただ、人様との会話は表面的で当たり障りのない範囲にとどめておいた方がよい、と感じるくらいには異なっているようです。

おそらく、これからも年月とともに世間一般の常識からどんどん離れていくことと思います。そして、ますます変な人になっていくことと思います(笑)