法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

格言と処世訓

(1)囲碁の打ち手

久しぶりに囲碁AIソフトを起動しました。

読み筋を表示するモードにすると、10手も20手も先まで読んだ上で、ベストな手を選んでいるようでした。私は1手先を考えることすら四苦八苦している状態なので、ものすごいものだと思いました。おそらく、プロ棋士も無数の局面の変化を何十手も先まで読んだ上で、打ち手を決めていることと思います。

私が打ち手を決めるときは、その時々の形からよさそうな場所を推測して打つようにしています。こんな形のときはこう打ってみよう、あんな形のときはああ打ってみよう、といった塩梅です。それを繰り返すことで打ち進めるしかありません。

囲碁には格言がたくさんあるそうです。何十手も先まで読まなくても、この形のときはこう打てば八割方うまくいくという先人の教えの塊ではないかと思います。格言をしっかりと勉強するだけでも、随分と強くなれるかもしれません。


(2)処世訓

この世で生きていると、いろいろなことを体験します。思わぬ場面で思わぬ体験をすることもあります。一瞬先は闇でもあり、一瞬先は光でもあります。もしも世の中の法則を十分に知っていれば、未来の展開を十分に読んだ上で行動できるかもしれません。しかし、ほとんどの人にとっては、未来を見通すことはほぼ不可能ではないかと思います。

そんなときに重宝するのが処世訓かもしれません。とりあえず処世訓に従っていれば、八割方うまくいく。先人の知恵の宝庫だからこそ、時代を超えて伝わっているのではないかと思います。

逆に考えると、処世訓は世の中の法則や人の心の動きの法則を知るためのヒントの宝庫となっているかもしれません。私は処世訓にも道徳にもあまり興味が持てず、今までほとんど勉強したことがありませんでした。しかし、このような観点から勉強すると面白い発見がたくさんできるかもしれません。